「家族のみの結婚式ってどのくらいの費用がかかるの?」
「少しでも費用を抑えるポイントを知りたい」
このような疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
家族のみの結婚式の費用はゲスト数によって異なりますが、10名様〜30名様程度で行う場合が多いため、一般的な結婚式よりもリーズナブルです。
今回は、家族のみで結婚式をする場合の費用相場や、金額を抑えるポイントを紹介します。家族のみの結婚式を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
家族・親族・身内のみで結婚式をする主な理由

家族のみの結婚式とは、親族・身内のみで行う結婚式のことです。
近年、結婚式の形は多様化しており、従来の大勢の友人や職場関係者を招くスタイルだけでなく、親族・身内のみでアットホームに行う「家族のみの結婚式」を選ぶカップルが増えています。
みんなのウェディングによると、結婚式を挙げた人の約3割が家族・親族のみでの結婚式を選択しています。
家族・親族・身内のみで結婚式をする主な理由を解説しますので、当てはまる方はぜひ選択肢に入れてみてください。
参照:みんなのウェディング
少人数で家族への感謝をじっくり伝えたい
家族・親族・身内のみで結婚式を行う最大の魅力は、少人数だからこそ一人ひとりにきちんと感謝の気持ちを直接伝えられる点です。時間や心の余裕を持ってゲストとコミュニケーションを取れ、お祝いの言葉もゆっくりと受け取れるでしょう。
また家族だけの結婚式はおもてなしや会話の時間も長く設けられるため、これまでの人生を支えてくれた家族へ「ありがとう」の言葉を丁寧に届けられます。両親への手紙の時間をたっぷり取ったり、新郎新婦がゲストテーブルに出向いて歓談したりする時間を作るのもおすすめです。
両親やきょうだい・祖父母など、年齢も背景もさまざまな家族同士がゆったりとしたひとときを過ごせる結婚式は、両家の絆や親族同士のつながりをより一層深められます。
アットホームでリラックスできる雰囲気で過ごしたい
ゲストは家族や親族だけだからこそ、緊張せずに自然体で過ごせる点も魅力です。
家族だけの結婚式は、多くのゲストがいる大規模な結婚式に比べてアットホームな空間を作りやすいため、新郎新婦や両家家族が和やかに過ごせる時間を持てます。会話が弾みやすく形式張った進行も少ないため、家族全員が安心してリラックスできる結婚式になるでしょう。
家族にとっても負担が少なく、温かい雰囲気の中で和やかなひとときを過ごしたい方にとって、家族のみの結婚式は理想的な選択肢といえます。
結婚式のスタイルや演出を自由に選びたい
家族のみの結婚式は、大人数の披露宴に比べて「決まった流れ」や「定番の演出」をしなくても良いとされています。少人数だからこそ新郎新婦と家族の希望をダイレクトに反映でき、進行や演出も自由度が高いです。
例えば進行では会社関係者を招待しないため、主賓の挨拶をカットできます。演出面でも「両親への感謝の手紙」「ゲスト全員参加の一言スピーチ」など、ゲストが少ないからこそ一人ひとりに感謝を伝える内容を実現しやすいです。
また会場によっては料理や演出、写真撮影の形なども細かくオーダーできます。料理に出身地の食材を使用したり、家族との写真撮影の時間を多く設けたりなどすれば、ゲストにとっても思い出深い結婚式になるでしょう。
従来の結婚式の形式にとらわれず、自由度の高い結婚式を行えるのが、家族のみの結婚式の魅力です。
結婚式に掛ける費用を抑えたい
家族のみの結婚式は、料理や引き出物などゲスト一人ひとりにかかる変動費を抑えられます。
特に料理は単価が大きく、ゲスト人数が多いほど金額も上がっていくため、費用がかかります。しかし家族、親族分のみなら10名様〜30名様程度で金額を抑えやすいです。
また招待状、席札などのペーパーアイテムや引き出物の数も少なくて済み、コストを大幅に削減できます。ペーパーアイテムの金額を押さえた分で、料理のグレードアップやアルバムに予算を割くなども可能です。
結婚式に掛ける費用を抑えつつも、料理や引き出物でおもてなし感をきちんと伝えられるのが、家族のみの結婚式です。
準備の負担が軽く短期間でできる
家族のみの結婚式はゲスト数が少ない分、準備の手間も大幅に減らせます。
例えば招待状の発送やペーパーアイテムの準備にかける時間が、大人数の披露宴に比べて圧倒的に少ないです。
またゲストは家族、顔馴染のある親族のため、席次や引き出物などに過度な配慮もいらないでしょう。演出も自分たちらしい無理のない範囲で行えば、新郎新婦もゲストも負担なく安心して準備を進められます。
仕事や予定で忙しいお二人でも短期間で効率よく準備できるため、短期間で挙式をしたい方にもおすすめです。
家族のみの結婚式の費用相場はいくら?最低自己負担額も解説

家族のみの結婚式の費用相場はいくらなのか、気になる方もいるでしょう。
実は費用相場と自己負担額は異なります。結婚式の負担額は、以下の式で計算可能です。
- 自己負担額=結婚式で支払う費用-(ご祝儀の金額+親・親族からの援助金額)
ご祝儀や親からの援助があれば、結婚式の総額をすべて二人で負担する必要はありません。
また結婚式にかかる費用は、主に固定費と変動費の2つに分けられます。変動費は招待人数が多いと金額が大きくなり、全体の費用が高額になりがちです。
ただ、固定費の中でも衣装や演出にこだわりたい方は多く、基本プラン以外のものを選ぶと全体の費用が変わってきます。
どんな結婚式にしたいかを考え、お金をかけるところと抑えるところを決めておくと良いでしょう。
固定費 | 変動費 |
---|---|
挙式 衣裳 演出 ヘアメイク 写真・ムービー撮影など |
料理 引出物 ペーパーアイテム(招待状、席札など) |
ご祝儀額はゲストとお二人との関係によって変わりますが、親族のご祝儀平均額は以下のとおりです。
- 【親族のご祝儀平均額】7.4万円
参考:ゼクシィ|結局、いくらあればいい? 結婚式の"自己負担額"算出方法
ご祝儀は夫婦で招待する場合は「二人でひとつ」就職していない子どもがいる家族は「家庭でひとつ」としてカウントするのが一般的です。また式費用総額に対するご祝儀のカバー率は、約53~69%とされています。
なおゲスト一人当たりの平均費用は8.6万円、主な費用内訳は以下のとおりです。
費用面に不安のある方は、おおよそのご祝儀額や親からの援助の有無を計算し、自己負担額を計算しておくと安心です。
下記ではゲストの人数やゲストの条件ごとにおおよその総額、ご祝儀額、自己負担額を計算しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲスト10人程度:親+きょうだい+祖父母
- 【費用相場】8.6万円×10人=86万円
- 【ご祝儀の金額】7.4万円×2=15万円
- 【自己負担額】86万円-15万円=71万円
※実際は親からの援助額やきょうだいの年齢(就職状況)によって異なります
ゲスト20人程度:親+きょうだい+祖父母+叔父叔母+甥姪
- 【費用相場】8.6万円×20人=172万円
- 【ご祝儀の金額】7.4万円×2=15万円
- 【自己負担額】172万円-15万円=157万円
※条件を同様にするためご祝儀は15万で計算していますが、実際はゲスト人数に応じてご祝儀額も増えるため、自己負担額は下がる可能性があります
ゲスト30人程度:親+きょうだい+祖父母+叔父叔母+甥姪+いとこ など
- 【費用相場】8.6万円×30人=258万円
- 【ご祝儀の金額】7.4万円×2=15万円
- 【自己負担額】258万円-15万円=243万円
※条件を同様にするためご祝儀は15万で計算していますが、実際はゲスト人数に応じてご祝儀額も増えるため、自己負担額は下がる可能性があります
家族のみの結婚式の費用を安く抑えるコツ

家族のみの結婚式の費用を安く抑えるコツを4つ紹介します。
平日やオフシーズンを選ぶ
費用を抑えるなら、平日やオフシーズンを選ぶのがおすすめです。
結婚式の日程は、お二人やゲストの都合を考慮し土日祝日を選択する人が多いです。春(4~5月)や秋(10~11月)といった気候が良い時期も人気が高いため、結婚式場側は金額を上げて案内しています。
一方平日やオフシーズンと呼ばれる夏(7~8月)冬(1~2月)は結婚式を挙げる人が少なく、式場側がキャンペーンや割引を行っている可能性が高いです。キャンペーンの内容や割引率にもよりますが、数万円~数十万円お得になるチャンスもあります。
また平日やオフシーズンは比較的予約も取りやすく、希望の会場や日程を選べる点もメリットです。
平日、オフシーズンは費用をグッと抑えられますが、仕事が休めないなどのデメリットもあるため、家族とよく相談して決めましょう。
披露宴なしにする
結婚式の費用において大きな割合を占めるのが、披露宴です。披露宴は料理や引き出物、装花などでお金がかかります。そこで披露宴なし、挙式のみもしくは挙式と食事会にすると、費用を大きく抑えられます。
特に「挙式+食事会」は、費用を抑えつつも結婚式らしい雰囲気を味わえるためおすすめです。セレモニーで節目を祝った後、家族や親族とゆったり会食を楽しみながら感謝の気持ちを伝えたり、思い出や今後の抱負を語り合う時間を持つと、両家の信頼や絆がさらに深まります。
豪華な披露宴をしなくても「心に残る温かい結婚式」を実現でき、過剰な支出を回避しながらも満足度の高い一日を過ごせるでしょう。
演出なしにする
一般的な結婚式では、友人や職場関係のゲストを多く招待する場合、余興(スピーチ、歌やダンス)やオープニングムービー、プロフィール映像など、会場を盛り上げるための華やかな演出を行うことが多いです。
しかし余興やムービーに力を入れると、ゲストへのお礼や制作外注費などの費用がかかります。
一方家族だけの結婚式なら、演出がなくても十分意義深い式にできます。ゲスト全員が親しい間柄だからこそ、余興よりも落ち着いた会食や会話を中心にするのがおすすめです。
豪華な演出や映像がなくても、会話や食事を通じて心を通わせる時間こそ、大切な思い出となります。
招待状なしにする
結婚式はゲストに招待状を送るのが通常です。しかし招待状は印刷代や郵送代などがかかるため、費用がかさみます。
家族だけの結婚式なら、思い切って招待状をなしにするのも一つの方法です。招待状の代わりに電話やメールで詳細を伝えれば、費用をかけずに済みます。
しかし年配ゲストの中には「招待状を送らないのはマナー違反」と考える人もいます。ゲストに不快な思いをさせないよう、招待状の有無は親に相談し、人によって送付の有無を変えると安心です。
身内だけの結婚式で後悔することって?

家族のみの結婚式は費用を抑えられる、ゆっくりと感謝を伝えられるなどの魅力がある一方、下記の点で後悔する人もいます。
後悔のないよう、先輩カップルの意見をぜひ参考にしてみてください。
友人や職場の人を招待できなかった
家族だけの結婚式は基本的に家族親族のみの招待なので「仲の良い友人にも晴れ姿を見てほしかった」「職場でお世話になった上司にも直接感謝を伝えたかった」と後悔する方もいます。
特に結婚後は、友人や職場関係者に報告だけで済ませたり、写真だけを共有したりする形になりがちで「もっと交友関係にも配慮すればよかった」と、寂しさや後悔を感じる方も多いです。
友人や職場関係者にも感謝を伝えたい、幸せを共有したい場合は「二次会」や「1.5次会」といったカジュアルなパーティーを行うと良いでしょう。カジュアルにすれば友人や職場の方々もリラックスして参加しやすく、お二人も新しい門出を祝ってもらえます。
結婚式ならではの特別感を得にくい
家族だけの結婚式は、豪華な披露宴や演出が少なくなりがちなため「結婚式らしい特別感」を得られにくいです。「もっと豪華な衣裳を着ればよかった」「ゲストに喜んでもらえる演出をすればよかった」と後悔する方もいます。
後悔しないためには、アットホームな雰囲気を活かして家族への感謝のメッセージを伝える時間を設けたり、家族の紹介ムービーを流すなどの演出を取り入れたりするのがおすすめです。
少人数でも特別感や思い出深さを感じられ「良い結婚式だった」と思ってもらえる可能性が高まります。
簡易化した結果、ゲストへの配慮が足りなかった
家族だけだからと準備を簡略化しすぎてしまうと、料理や引き出物のクオリティが下がり、ゲストの不満が残る可能性があります。「家族だから大丈夫だろう」と配慮を怠るのではなく、人生の節目だからこそきちんとしたおもてなしが大切です。
特に料理はゲストの印象に残りやすいため、家族であっても配慮を意識しましょう。例えば年配の親族には和食、若い世代にはフレンチといったように、ゲストの好みに合わせてメニューを変えると喜ばれます。
進行面も年齢層に合わせた式の流れ・演出を意識すると、ゲストにとってもより心地よい時間になります。
家族のみでも「ゲストに喜んでもらえるおもてなし」を意識することが、後悔なく満足度の高い結婚式を叶えるポイントです。
安さ重視で費用を抑えすぎた
結婚式の費用は、安いに越したことはありません。安さだけを優先しすぎると「料理が貧相だった」「装花が少なく寂しい雰囲気になってしまった」などと、当日や後から後悔するでしょう。
特に家族だけの結婚式は、一人ひとりへのおもてなしがより目に見えやすいため、節約ポイントを誤るとゲストの満足度低下につながりかねません。
大切なのは、費用を抑えるところとこだわりたいところを明確に分けることです。例えば「料理だけはグレードアップする」「衣裳は金額よりも自分が納得がいくものを選ぶ」など、こだわりたい部分は予算を使い、その他は無理に豪華にしないよう意識しましょう。
メリハリをつけると、費用を抑えつつ新郎新婦、ゲスト両方にとって満足度の高い結婚式を叶えられます。
後悔しない家族のみの結婚式を叶えたいならワタベウェディングに相談を

家族のみの結婚式は人数が少ない分、費用を抑えながら親や親しいゲストに今までの感謝をゆっくりと伝えられるところが魅力です。
しかし友人や会社関係者を招待しないため「けじめとして晴れ姿を見せたり、お礼を伝えたりできなかった」と後悔が残る人もいます。また節約を意識しすぎてゲスト満足度が下がるリスクも潜んでいます。
満足度の高い結婚式を叶えるには、別途で二次会を設ける、費用をかけるところと抑えるところのメリハリをつけるなどが大切です。
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