「家族のみの結婚式の流れを知りたい」
「どのようなスタイルが自分たちに合っているの?」
このような疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
家族のみの結婚式は多様なスタイルがあるため、お二人やご家族の希望に合わせて選択が可能です。
今回は、家族のみの結婚式のスタイルや流れ、おすすめの演出について紹介します。少人数婚をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
少人数婚とは家族や身内・親族のみで行う結婚式

少人数婚とは、新郎新婦と家族親族、またはごく親しい友人のみを招いて行う小規模な結婚式のことです。一般的にはゲスト数は20名様〜30名様程度を招待して行います。
【少人数婚の主なスタイル】
- ・ 家族のみ:両家の親・兄弟・姉妹だけを招待するシンプルなスタイル
- ・ 親族のみ:祖父母、おじ・おば、いとこなど親族を中心としたスタイル
- ・ 両家のみ:新郎新婦両家の家族だけで開催する最も小規模なスタイル
- ・ 家族+親しい友人:家族や親族に加え、親しい友人を数名招くスタイル
少人数婚は招待する範囲や人数によってさまざまなパターンがあり、アットホームな雰囲気や一人ひとりへの感謝が伝わりやすいのが特徴です。
一般的な結婚式との違い
一般的な結婚式との違いを、下記項目ごとに比較しました。
比較項目 | 少人数婚 | 一般的な結婚式 |
---|---|---|
規模 | 20名様〜30名様程度 主に家族・親族のみ |
60名様〜100名様以上 家族親族・友人・職場関係者など幅広い層を招待 |
費用 | 約20万円〜150万円程度 比較的リーズナブル |
約150万円〜400万円以上 人数が増えるほど高額になりやすい |
形式 | 挙式+会食 挙式のみ 食事会のみなどのカジュアルスタイル |
挙式+披露宴 余興や演出あり 華やかなパーティ形式が多い |
準備期間 | 約1ヵ月〜3ヵ月 招待状・席次表などの作成も最小限で済む |
半年〜1年以上 準備物・アイテム・打ち合わせも多い |
家族のみの結婚式のメリット
家族のみの結婚式のメリットを、以下の表にまとめました。
費用を抑えられる |
・招待する人数が少ない分、会場の広さ・グレードを選びやすい ・料理やドリンク、引き出物などの単価が下がるため、総額を抑えられる ・予算に合わせて内容や演出を柔軟に調整しやすい |
準備が楽 |
・招待状の送付や席次表の作成、引き出物準備など事務的作業が少ない ・ゲストが身近な家族や親族だけなので、進行や演出の自由度が高い |
アットホームな雰囲気 |
・身内だけの空間なので、緊張せず自然体で会話や食事を楽しめる ・フォーマルな演出にこだわらず、自分たちらしいオリジナルな進行や演出も可能 |
ゲストとの距離が近い |
・ゲスト一人ひとりとゆっくり会話をしたり、直接感謝の気持ちを伝えたりできる ・写真撮影や余興、プレゼント交換など、全員で楽しめる演出や思い出づくりもできる |
家族のみの結婚式のデメリット
家族のみの結婚式には、デメリットも存在します。以下の表にまとめているので、ぜひ確認してみてください。
ゲストの人数が少ない |
・お祝いしてくれる人が限られるため、盛り上がりや華やかさが一般的な結婚式より控えめになる ・サプライズ演出や大きな余興などは行いにくい |
演出の制約 |
・アットホームな雰囲気に合わせてシンプルな進行になることが多い ・派手な演出や特別な余興は、会場規模やゲスト層によってはできない |
友人や職場の人を招待できない |
・親しい友人や職場関係者など、普段支えてくれる方々に直接感謝や報告ができない ・場合によっては後日個別に会うなどの配慮や、別途パーティを設ける必要がある |
家族のみの結婚式の流れ|準備から当日までの5ステップ

家族のみの結婚式の流れを、準備から当日まで5つのステップで紹介します。
ステップ1:家族のみの結婚式の「形式」を決める
まずは「どのような形で家族に感謝を伝えたいか」を考え、結婚式の形式を決めましょう。目安にはなりますが、だいたい4〜6ヵ月前から始めると、会場や希望の日程を押さえやすいです。
主な選択肢とそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
挙式+前撮り
挙式+前撮りは、家族への感謝やけじめを伝えるフォーマルなセレモニーと、衣裳やロケーションにこだわって記念写真を残す前撮りを組み合わせたスタイルです。
【メリット】
【デメリット】
挙式+前撮り+会食
挙式と前撮り後、家族との食事会を開くスタイルです。家族のみでも挙式、撮影、会食と結婚式らしさを感じられます。
【メリット】
【デメリット】
挙式なし+会食のみ
挙式や前撮りを行わず、家族だけで食事会を開くだけのシンプルなスタイルです。
【メリット】
【デメリット】
ステップ2:会場を探す
会場選びは、結婚式の準備の中では特に大切なステップです。3~5ヵ月前には候補を探し始めると、余裕を持って準備を進められるでしょう。
下記におすすめの会場タイプをまとめました。
会場タイプ | 特徴・おすすめポイント |
---|---|
ホテル | 高級感があり宿泊が可能/遠方ゲストも参列しやすい/サービスが充実 |
レストラン | 料理を重視している/気取らない雰囲気で過ごせる/貸切プランが豊富 |
専門式場 | 挙式から会食まで一貫進行できる/少人数プランを用意している |
ゲストハウス | 一軒家貸切型でプライベート感抜群/家族だけでゆったり過ごせる |
ワタベウェディングでも少人数婚にピッタリな式場を用意していますので、ぜひ下記からチェックしてみてください。
少人数結婚式に対応した会場は神社やチャペル、レストランなどさまざまなタイプがあり、雰囲気や設備も異なります。ご希望に合う会場を探したい方は、会場一覧はこちらからご覧ください。
ステップ3:プランナーと打ち合わせを行う
会場が決まったら、4〜2ヵ月前を目安にウェディングプランナーとの打ち合わせを始めましょう。打ち合わせでは、当日の流れをより具体的に決定していきます。
プランナーと丁寧に打ち合わせを重ねると、当日も家族に安心して楽しんでもらえる結婚式が実現できます。
ステップ4:招待状の準備
会場や式の内容が決まったら、3〜2ヵ月前を目安にゲストへの案内を始めましょう。
家族のみの結婚式は招待人数が少ないため、正式な招待状を用意しなくても問題ありません。最近では、電話やメール、Web招待状などで日時や会場を伝えるケースも多く、ゲストとの関係性に合わせて柔軟に対応できます。
ステップ5:当日の流れ
家族のみの「挙式+食事会」の場合、当日はアットホーム且つシンプルなタイムスケジュールが一般的です。披露宴のような余興や派手な演出を入れなくても、十分に心温まる時間を過ごせます。
【タイムスケジュール例(所要3〜4時間)】
- 1.挙式(30〜40分)
- 神前式・教会式・人前式など希望のスタイルで行います。写真撮影や親族紹介を含める場合もあります。
- 2.食事会(90〜120分)
- 着席スタイルでコース料理を楽しみながら歓談。乾杯やケーキ入刀を取り入れるカップルもいます。
- 3.歓談・写真撮影(30分)
- 新郎新婦の席(高砂)を中心に、家族との集合写真やフォトプロップスを使ったカジュアル撮影も人気です。
- 4.両親への手紙・花束贈呈(希望者のみ/15分程度)
- 感謝を伝えるシーンを加えると、家族のみでも印象的な時間になります。
- 5.締めの挨拶・退場(10分)
- 新郎新婦からのお礼の言葉で結びます。
このように、家族だけの結婚式は進行内容や時間配分を自由にアレンジできるのが大きな魅力です。シンプルに「挙式+食事会」で完結させてもよいですし、希望があれば写真撮影や手紙朗読などを加えてメリハリをつけることもできます。
家族のみの結婚式に対応した会場は、チャペル・神社・レストランなど多彩にそろっています。少人数でも利用しやすい会場を探したい方は、少人数結婚式におすすめの会場一覧をぜひご覧ください。
親族のみの結婚式は気まずいし盛り上がらないって本当?

親族だけで行う結婚式は「気まずい」「盛り上がりにくい」と言われる場合があります。
主な理由は、ゲストが親族のみのため、友人や職場関係者のような賑やかな雰囲気やサプライズが生まれにくく、会話もフォーマルで遠慮がちな空気になりやすいからです。普段あまり交流のない親族同士だと、話題作りも難しいでしょう。
しかし親族のみだからこそアットホームで落ち着いた時間を過ごせるのは、家族、親族のみの結婚式だからこその魅力です。
さらに最近では、親族・家族だけだからこそ旅行を兼ねて挙式を行うスタイルも人気です。観光地である北海道や京都などでの結婚式は、式の思い出と家族旅行の思い出を同時に作れるのが大きな魅力。
ワタベウェディングでは全国に17のスタジオがあり、それぞれからアクセスしやすいチャペルや神社などの挙式会場をご案内できます。ご家族の思い出作りを兼ねた少人数結婚式は、親族のみだからこそ叶う過ごし方といえるでしょう。
身内だけの結婚式でおすすめの演出10選

身内だけの結婚式におすすめの演出を10個紹介します。
お二人の叶えたい雰囲気や希望に合わせて、検討してみてください。
1 両親への手紙
両親への手紙は、大人数の結婚式でも定番の感動演出ですが、身内だけの場合はさらに特別な時間になります。
ゲストが限られており落ち着いた空間だからこそ、日頃はなかなか面と向かって伝えられない感謝の気持ちを伝えられるはずです。自分らしい率直な思いを手紙にしたためれば、両親も深い感動を味わえるでしょう。
両親の手紙は定番且つ感動を呼ぶ演出として、少人数婚でもおすすめです。
2 両親と行う共同作業
両親と一緒に何かを作り上げる共同作業の演出も素敵です。
例えば定番のケーキ入刀ではなく両親とケーキの飾り付けをしたり、家族全員で「植樹セレモニー」を行ったりなどがあります。
共同作業は、家族全員で一つのことに取り組むため特別な一体感が生まれやすく、普段以上に絆を深めるきっかけになります。出来上がったケーキや植えた木は家族の新たな思い出や象徴として残るため、結婚式後も振り返って温かな気持ちになれるでしょう。
3 一人ひとりに向けたメッセージカード
身内だけの結婚式なら、席札に手書きのメッセージカードを添える演出もおすすめです。一人ひとりに向けて感謝の気持ちや想いを丁寧に伝えられ、心温まるおもてなしになります。
大人数の結婚式ではなかなか全員にメッセージを書くのは難しいですが、少人数だからこそ実現できる演習です。ゲストも「自分のために書いてくれた」と特別感を感じられ、思い出に残る結婚式となるでしょう。
4 ゲスト紹介タイム
「ゲスト紹介タイム」は新郎新婦がマイクを持ち、出席してくれたゲスト一人ひとりの名前や両家の関係性、思い出やエピソードを交えながら丁寧に紹介する演出です。
一人ひとりを紹介すると、お互いの家族や親族同士が自然に会話のきっかけを持て、和やかな空気が生まれやすくなります。
初対面の親族も多い身内だけの結婚式だからこそ、参加者の距離がぐっと近づき、打ち解けるきっかけになる心温まる演出です。
5 思い出の家族写真でお出迎え
ウェルカムスペースに新郎新婦の幼少期や家族と共に歩んできた写真を飾る「思い出の家族写真でお出迎え」の演出もおすすめです。
ゲストも懐かしい家族写真を眺めながら、昔のエピソードや思い出話を自然と始められるため、会場が一気に和やかな雰囲気になります。
家族同士の距離が縮まり、お互いをより身近に感じられる温かな時間を過ごせるでしょう。
6 リングボーイ・フラワーガール
家族や親族に小さなお子様がいる場合は「リングボーイ」や「フラワーガール」を依頼するのがおすすめです。
リングボーイは、指輪交換の際に婚約指輪や結婚指輪を運ぶ役割を持ちます。フラワーガールは、花びらを持ってバージンロードを歩きながら撒く役目です。
小さな子どもが一生懸命に役目を果たす姿は、会場の雰囲気をより一層アットホームにしてくれます。お子様にとっても貴重な思い出となり、大人になっても語り継がれるエピソードになるでしょう。
親や親族がビデオや写真でリングボーイ、フラワーガールの瞬間を残したり、一緒に演出に参加したりすることで、特別なひとときを全員で共有できる素敵な演出です。
7 「サプライズ指名」でスピーチや乾杯の挨拶
「サプライズ指名」は、スピーチや乾杯のあいさつを事前に誰にお願いするかを伝えず、当日司会者や新郎新婦から親族を指名する演出です。
身内だけの結婚式だからこそ、突然の指名でも親しい間柄なので緊張しすぎず、家族らしい温かい雰囲気の言葉やエピソードが聞けるでしょう。自然体で語るスピーチは、予定していなかった分だけ思わぬ感動や笑いを呼び、会場全体が和やかに包まれる演出になります。
親族ならではの心を込めたあいさつが思い出に残る、身内婚にぴったりの演出です。
8 プロフィールムービーにゲストのエピソードを盛り込む
プロフィールムービーは、新郎新婦の生い立ちや二人の出会いなどを紹介するものですが、ゲストとの思い出の写真やエピソードを盛り込むのもおすすめです。
例えば家族旅行や親族との記念写真、昔のほほえましいエピソードなどを映像に入れると、盛り上がります。「◯◯おじさんと釣りに行った思い出」や「いとことの夏休みの写真」など具体的なエピソードやコメントをいれると、映像を見ながら自然と会話が弾むでしょう。
またムービーの終盤に新郎新婦からゲスト一人ひとりへの感謝のメッセージを添えるのも、少人数婚ならではの心に残る演出です。参加者全員でこれまでの思い出を振り返り、家族の絆や温かさを再認識できる特別な時間になります。
9 「レターセレモニー」で感謝を伝える
レターセレモニーとは、新郎新婦がゲスト一人ひとりに宛てて用意した手紙やメッセージカードを、挙式や披露宴の中で読んでもらう演出です。
事前に各ゲストに宛てた手紙を準備しておき、当日ゲストがその場で読み上げることで静かな感動の時間が生まれます。
「今までの思い出」や「家族への感謝」などを盛り込めば、ゲストにとっても新郎新婦にとっても心に残る演出になるでしょう。
手紙は記念としても持帰れるため、後日読み返して思い出に浸れるのもレターセレモニーの魅力です。
10 「ダーズンローズ」セレモニー
ダーズンローズセレモニーは、新郎の入場時にゲストからバラの花を一本ずつ受け取りながら花束を作り、新婦に贈るロマンチックな演出です。
新郎は花を受け取る際にゲストと言葉を交わせるため、感謝の気持ちや思い出話が自然と生まれ、会場がより温かな雰囲気に包まれます。
身内だけの結婚式だからこそ、全員参加型の演出として一人ひとりとのつながりや絆を深められる時間を叶えられます。
今回紹介した演出以外にもさまざまなアイディアがあるため、下記の記事もぜひチェックしてみてください。
内部リンク:「家族のみの結婚式 演出」
家族のみの結婚式を成功させるための4つのポイント

家族のみの結婚式を成功させるためのポイントを4つ紹介します。
ポイント1:家族としっかり話し合う
家族のみの結婚式を成功させるためには、結婚式の方針や規模、ゲスト範囲、予算などを事前に家族と話し合うのが大切です。
最初に「どのような雰囲気にしたいか」「どこまで親族を呼ぶか」などを明確にし共有すると、全員が納得した上で準備をスタートできます。また予算についても相談をしておくと、トラブルやすれ違い防止になります。
結婚式は二人はもちろん家族にとっても大切なイベントのため、意見や希望を聞き合いながら一つずつ丁寧に決めましょう。
ポイント2:料理の質にこだわる
家族のみの結婚式は、歓談やゲスト同士の交流が中心のため、料理のクオリティは重要です。
ゼクシィの調査によると、少人数婚を実施した新郎新婦が最も重視したのは料理であるという結果が出ています。美味しい料理はゲストの満足度に直結するため、ここは費用をかけておいて損はありません。
少人数だからこそ、一人ひとりの好みやアレルギー、年齢に合わせたメニュー選びや、出来立てを提供できるスタイルにこだわると、さらに満足度がアップします。
参照:ゼクシィ|【少人数婚】「ゲストのため、ココはこだわって正解!」おもてなしTOP5
ポイント3:ゲストへの「おもてなし」を意識する
家族のみの結婚式はゲスト全員が身近な存在だからこそ、おもてなしを意識した演出や進行で感謝の気持ちを伝えましょう。
例えば思い出に残る引出物や、席札に手書きメッセージを添えて一人ひとりへの思いを伝えるなどがおすすめです。
心のこもったプレゼントや言葉は、ゲストの記憶にも深く残り「二人らしい温かな結婚式だった」と感じてもらえます。
ポイント4:プロに相談する
家族のみの結婚式づくりを得意とする会場や、プランナーに相談するのもポイントです。
経験豊富なプランナーは、少人数ならではの演出やスケジュール調整、家族へのおもてなしのアイディアを提案してくれます。会場も「少人数婚専門プラン」や柔軟な対応ができるところを選ぶと、満足度の高い結婚式を実現できます。
ワタベウェディングは、家族のみや少人数の結婚式に特化したプランが充実しています。家族への感謝を形にする演出や、アットホームな進行もサポートできるため、安心して理想の結婚式を叶えられます。
家族のみの結婚式を検討しているならワタベウェディングへ相談を
家族のみの結婚式は比較的自由度が高く、基本的な流れを踏まえつつ変更、追加ができる点が魅力です。さまざまなスタイルがあるため、お二人の希望やご家族の意向に合わせて、全員が納得し笑顔で過ごせる結婚式を叶えましょう。
ワタベウェディングの「リトル婚」では、お二人らしさと大切な人との絆を大切にした、少人数・家族だけの結婚式の新しいウェディングスタイルを提供しています。
ご家族との会食付きプランもあり、親しい方々だけでゆったりと特別な時間を過ごせるのが魅力です。
現在お得なキャンペーンを多数用意しておりますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。