「家族だけでアットホームな結婚式を挙げたい」
「少人数でも費用を抑えながらオシャレな結婚式にしたい」
「身内だけの結婚式はどんなスタイルがあるの?」

少人数の結婚式を検討している人の中には、このような疑問をお持ちの方も多いでしょう。

近年、家族や親しい友人だけを招いた少人数結婚式が人気を集めています。少人数結婚式は、大規模な披露宴と比べて費用を抑えられるうえ、ゲスト一人ひとりとゆっくり過ごせる温かい雰囲気が魅力です。

今回は、少人数結婚式の基本情報から費用相場、安く抑えるコツまで詳しく解説します。家族だけの結婚式を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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少人数結婚式(少人数婚)とは

少人数結婚式1

少人数結婚式(少人数婚)とは、家族や親しい親族、友人など限られた人数で行う結婚式のことです。

一般的な結婚式が60~80名程度のゲストを招くのに対し、少人数結婚式は10~30名程度の規模で行われます。アットホームで温かい雰囲気の中、新郎新婦とゲストが深いつながりを感じながら、特別な時間を過ごせるのが特徴です。

コロナ禍を機に注目を集めた少人数結婚式ですが、現在も多くのカップルに選ばれ続けています。費用面でのメリットだけでなく、本当に大切な人たちだけと過ごす特別感や、準備の負担軽減なども人気の理由です。

少人数結婚式は何人から?

少人数結婚式に明確な人数の定義はありませんが、一般的には10~30名程度の規模を指すことが多いです。

最も小規模な場合は、新郎新婦と両親だけの6名での挙式もあります。一方で、親族や親しい友人を含めて30名程度までは少人数結婚式として扱われることが一般的です。

人数の目安は以下の通りです。

 極少人数(6~10名):両親、兄弟姉妹のみ
 少人数(10~20名):家族+祖父母、叔父叔母など親族
 中規模少人数(20~30名):家族、親族+親しい友人数名

会場の収容人数や予算、招待したい人の範囲によって最適な人数を決めましょう。

また、少人数結婚式だからこそ、挙式後にアットホームな雰囲気で食事会を開くカップルも多いです。衣裳を着替えずそのまま披露宴風に進めることもできますし、少しカジュアルな服に着替えて会場を移動して会食を楽しめるスタイルもあります。会場によっては挙式から会食までスムーズに行えるところもあるため、結婚式全体をシンプルかつ心温まる時間にできるのも魅力です。

少人数結婚式に対応した会場は神社やチャペル、レストランなどさまざまなタイプがあり、雰囲気や設備も異なります。ご希望に合う会場を探したい方は、会場一覧はこちらからご覧ください。

少人数結婚式に呼ぶ人の範囲はどこまで?

少人数結婚式に招待する人の範囲は、カップルの価値観や関係性によって様々です。

【一般的な招待範囲の例】

 両親のみ:新郎新婦+両親の6名
 家族のみ:両親+兄弟姉妹
 親族まで:家族+祖父母、叔父叔母、いとこ
 親族+親友:親族+特に親しい友人数名
 親族+職場関係:親族+上司や同僚数名

招待する人を決める際は、お互いの家族とよく相談し、後でトラブルにならないよう配慮することが大切です。特に親族の範囲については、両家で足並みを揃えることをおすすめします。

少人数結婚式の挙式スタイル

少人数結婚式2

少人数結婚式には、様々なスタイルがあります。それぞれの特徴を理解し、二人の希望に合ったスタイルを選びましょう。

挙式のみのスタイル

挙式のみのスタイルは、チャペルや神社で結婚の誓いを立てるセレモニーのみを行う形式です。

【メリット】

 費用を最も抑えられる
 準備期間が短くて済む
 神聖な雰囲気の中で誓いを交わせる

以下に当てはまる人は、挙式のみのスタイルがおすすめです。

 費用を重視したいカップル
 シンプルな結婚式を希望する人
 準備に時間をかけられない人

挙式後は写真撮影を行い、その後家族で食事に行くという流れが一般的です。

食事会のみのスタイル

食事会のみのスタイルは、挙式を行わず、レストランやホテルで家族との食事を楽しむ形式です。

【メリット】

 リラックスした雰囲気で過ごせる
 ゲストとゆっくり会話できる
 美味しい料理でおもてなしができる

以下に当てはまる人は、食事会のみのスタイルがおすすめです。

 カジュアルな雰囲気を好む人
 食事を重視したいカップル
 挙式に抵抗があるカップル

乾杯の挨拶や両親への感謝の言葉、ケーキカットなどの演出を取り入れることで、特別感を演出できます。

挙式+食事会のスタイル

挙式と食事会を組み合わせたスタイルは、最も人気の高い少人数結婚式の形式です。

【メリット】

 結婚式らしいセレモニーと食事を両方楽しめる
 メリハリのある一日を過ごせる
 ゲストに満足してもらいやすい

以下に当てはまる人は、挙式+食事会のスタイルがおすすめです。

 結婚式らしさを重視したいカップル
 ゲストに喜んでもらいたい人
 一日を通して特別な時間を過ごしたい人

挙式で神聖な誓いを交わした後、食事会でリラックスして過ごすことで、充実した一日になります。

フォトウェディング(写真だけ)のスタイル

フォトウェディングは、挙式や披露宴を行わず、結婚の記念写真のみを撮影するスタイルです。

【メリット】

 最も費用を抑えられる
 自由なロケーションで撮影できる
 時間の制約が少ない

以下に当てはまる人は、フォトウェディングのスタイルがおすすめです。

 極力費用を抑えたいカップル
 思い出の場所で写真を撮りたい人
 セレモニーにこだわらない人

家族も一緒に撮影に参加してもらい、記念の写真を残すことができます。撮影後に食事会を開くカップルも多いです。

フォトウェディングが叶うスタジオ一覧はこちら

少人数結婚式のメリット

少人数結婚式3

少人数結婚式には多くのメリットがあります。主な利点を詳しく見ていきましょう。

費用を抑えられる

少人数結婚式の最大のメリットは、費用を大幅に抑えられることです。

一般的な結婚式の費用相場が300~400万円なのに対し、少人数結婚式は20万円程度から実現できます。ゲスト数が少ないことで、料理代や引出物代、会場装花代などが削減できるためです。

浮いた費用は新居の準備や新婚旅行、将来のための貯蓄に回すことができ、新生活をより充実したものにできます。

準備の手間が少ない

少人数結婚式は、大規模な結婚式と比べて準備の手間が大幅に軽減されます。

【準備が楽になる項目】

 招待状の作成・発送
 席次表の作成
 引出物の選定・手配
 会場装飾の検討
 演出の企画

仕事や日常生活が忙しい中でも、無理なく準備を進められるのは大きな魅力です。

ゲストとゆっくり話せる

少人数だからこそ、ゲスト一人ひとりとじっくり話す時間を確保できます。

大規模な結婚式では新郎新婦が忙しく、ゲストとゆっくり会話する時間がないことも多いです。しかし少人数結婚式なら、家族や親しい人たちと思い出話をしたり、感謝の気持ちを直接伝えたりと、心温まる時間を過ごせます。

きめ細やかなおもてなしができる

ゲスト数が限られているため、一人ひとりに合わせたきめ細やかなおもてなしが可能です。

【おもてなしの例】

 ゲストの好みに合わせた料理の手配
 アレルギー対応の丁寧な確認
 座席配置への細かい配慮
 個別の引出物選び

ゲストに「大切にされている」と感じてもらえ、満足度の高い結婚式を実現できます。

少人数結婚式のデメリット

少人数結婚式4

少人数結婚式にはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットもあります。事前に把握しておき、対策を考えましょう。

招待する人の線引きが難しい

少人数結婚式では、限られた枠の中で招待する人を選ぶ必要があるため、線引きが難しくなります。

よくある悩みとしては、以下のようなものが挙げられます。

 友人の中で誰を呼ぶか決められない
 親戚の範囲をどこまでにするか迷う
 職場関係者を呼ぶべきか判断に困る

招待されなかった人から「なぜ呼んでくれなかったの?」と言われる可能性もあります。事前に結婚報告をする際に、少人数で行う旨を伝えておくなど、配慮が必要です。

披露宴らしい演出が難しい

少人数結婚式では、一般的な披露宴で行われる華やかな演出が難しい場合があります。

例えば、以下のような演出は実現が難しいかもしれません。

 友人によるスピーチ
 余興やパフォーマンス
 ブーケトス
 フラワーシャワー

ただし工夫次第で、少人数ならではの温かい演出を取り入れることは可能です。

ご祝儀の総額が少なくなる

ゲスト数が少ないため、いただくご祝儀の総額も少なくなります。

一般的な結婚式では、ご祝儀で費用の一部をまかなえることが多いですが、少人数結婚式では自己負担の割合が高くなります。事前に予算をしっかり立てておくことが重要です。

盛り上がらないと感じる場合がある

人数が少ないため、大勢でワイワイ楽しむような盛り上がりに欠ける場合があります。

特に華やかな雰囲気を求める人には、物足りなく感じられることもあります。少人数ならではのアットホームな魅力を理解し、それを活かした結婚式作りが大切です。

内部リンク:「少人数 結婚式 盛り上がらない

少人数結婚式の当日の流れ<挙式+会食>

少人数結婚式5

少人数結婚式の一般的な当日の流れをご紹介します。挙式+会食スタイルの例として参考にしてください。

【タイムスケジュール例】挙式+食事会の流れ

時間 項目 内容 ポイント
10:00 ゲスト来場・受付 ゲストが会場に到着し、受付を済ませます。 少人数なので受付係を置かず、新郎新婦や両親がゲストを出迎えることも
11:00 挙式スタート 人前式や教会式など、希望のスタイルで挙式を行います。 家族や親族が近くで見守るため、感動的な雰囲気に。全員参加型の演出を取り入れるのもおすすめ
11:30 挙式後(演出) ゲストとの記念撮影やフラワーシャワーなどを行います。 ゲスト一人ひとりと写真が撮れるので、思い出がしっかり残せる
12:00 食事会へ移動 挙式会場から食事会場へ移動します。 同一施設内だと移動がスムーズ
12:30 食事会スタート 新郎新婦の挨拶で乾杯し、食事が始まります。 歓談や食事を楽しむのがメイン
13:30 演出・歓談 ケーキ入刀、両親への手紙、プロフィールムービーなどを行います。 派手な演出はせず、ゲストとの会話や写真撮影の時間をたっぷり設けるのが少人数婚ならでは
14:30 結びの挨拶 新郎または両家を代表して両親が挨拶を述べます。 ゲストへ感謝の気持ちを伝える大切な時間
15:00 おひらき ゲストを見送り、プチギフトを渡します。 一人ひとりに「ありがとう」と直接伝えられる、温かい見送りに

少人数だからこそ、ゆったりとしたタイムスケジュールで進行できます。ゲストとの会話時間もしっかり確保され、思い出深い一日となるでしょう。

内部リンク:「家族のみの結婚式 流れ

少人数結婚式の費用相場と安く抑えるコツ

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少人数結婚式の費用について、相場から内訳、節約のコツまで詳しく解説します。

費用相場

少人数結婚式の費用相場は、スタイルや人数によって大きく異なります。

挙式のみ 10~30万円
会食のみ 30~80万円
挙式+会食のみ 50~120万円
フォトウェディング 5~30万円

一般的な結婚式(300~400万円)と比較すると、半額以下で実現できるケースがほとんどです。

内部リンク:「家族のみの結婚式 費用

費用の内訳

少人数結婚式の費用内訳を理解しておくことで、効果的な節約ポイントが見えてきます。

挙式のみ ● 挙式料(会場使用料、司式者、音楽、装花など)
● 新郎新婦の衣装代(レンタルまたは購入)
● 美容着付け代
● 写真撮影代(プロカメラマン)
● 控え室代
● ゲストの送迎費(必要な場合)
会食のみ ● 料理代(ゲスト人数分)
● 飲み物代(ゲスト人数分)
● 会場使用料
● 新郎新婦の衣装代
● 美容着付け代
● 写真撮影代
● 装花・装飾代
● 引出物・手土産代
● 席札、メニュー表などのペーパーアイテム代
挙式+会食のみ ● 挙式料
● 料理・飲み物代
● 会場使用料
● 新郎新婦の衣装代
● 美容着付け代
● 写真撮影代
● 装花・装飾代
● 引出物・手土産代
● ペーパーアイテム代
● 司会者代(必要な場合)
フォトウェディング ● 撮影料(カメラマン代、データ代など)
● 新郎新婦の衣装代(レンタルまたは購入)
● 美容着付け代
● 小物代(ブーケなど)
● タジオまたはロケーション使用料
● ロケーション撮影の場合は、移動費

料理代が最も大きな割合を占めるため、コース内容の調整が費用削減のカギとなります。

費用を安く抑えるコツ

少人数結婚式をさらに安く抑えるためのコツをご紹介します。

 平日・仏滅割引を活用する
 多くの会場で平日や仏滅の日は割引料金が設定されています。30~50%オフになることもあるため、日程に融通が利く場合は積極的に検討しましょう。

 オフシーズンを狙う
 6月や1月など、結婚式のオフシーズンは料金が安くなる傾向があります。

 料理のグレードを調整する
 料理は費用の大きな割合を占めるため、コースのグレードを一段階下げるだけでも大幅な節約になります。

 装花をシンプルにする
 テーブル装花や会場装飾を最小限にすることで、数万円の節約が可能です。

 持ち込み可能な会場を選ぶ
 衣裳やカメラマンの持ち込みができる会場なら、外部の安いサービスを利用できます。

 DIY要素を取り入れる
 席次表や席札、プロフィールムービーなどを手作りすることで、費用を抑えられます。

少人数結婚式におすすめの会場の選び方

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少人数結婚式の会場選びは、人数に適した規模感と雰囲気が重要です。会場タイプ別の特徴を見ていきましょう。

ホテル

ホテルは格式高い雰囲気と充実したサービスが魅力です。

【メリット】

 宿泊施設があるため遠方ゲストに便利
 料理やサービスの質が高い
 アクセスが良い立地が多い
 雨天でも安心

以下に当てはまる人は、特にホテルがおすすめです。

 格式を重視したいカップル
 遠方ゲストが多い場合
 安心できるサービスを求める人

少人数向けの小さなバンケットルームやレストランを用意しているホテルが多く、アットホームな雰囲気も演出できます。

レストラン

レストランウェディングは美味しい料理とカジュアルな雰囲気が特徴です。

【メリット】

 料理のクオリティが高い
 アットホームな雰囲気
 比較的費用を抑えられる
 貸切感を楽しめる

以下に当てはまる人は、特にレストランがおすすめです。

 料理にこだわりたいカップル
 カジュアルな雰囲気を好む人
 コストパフォーマンスを重視する人

フレンチ、イタリアン、和食など様々なジャンルから選べ、お二人の好みに合った料理でゲストをもてなせます。

専門式場・ゲストハウス

専門式場やゲストハウスは結婚式専門の施設で、充実した設備とサービスが魅力です。

【メリット】

 結婚式に特化した設備
 プロのスタッフによる手厚いサポート
 豊富な演出オプション
 貸切感のあるプライベート空間

以下に当てはまる人は、特に専門式場・ゲストハウスがおすすめです。

 結婚式らしさを重視したいカップル
 充実したサポートを求める人
 特別感のある空間を望む人

少人数専用の小さなチャペルやパーティー会場を用意している施設も多く、人数に見合った空間で式を挙げられます。

少人数結婚式を検討しているならワタベウェディングへ相談を

少人数結婚式は、家族や親しい人たちとアットホームな時間を過ごしながら、費用を抑えて理想の結婚式を実現できる魅力的な選択肢です。

挙式のみ、食事会のみ、挙式+食事会など様々なスタイルがあり、お二人の価値観や予算に合わせて選択できます。招待する人の線引きや演出の制約などデメリットもありますが、事前に対策を考えておけば素敵な結婚式を叶えられるでしょう。

ワタベウェディングでは、少人数結婚式に特化したプランを豊富にご用意しています。6名の家族だけの挙式から、親族・友人を含めた30名までの様々な規模に対応可能です。

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