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How to spend Wedding Day

日本では、“家族と過ごす最後の時間”を大切にする

日本の結婚式では、挙式を20〜30分、続いて披露宴を2〜3時間で行うことが一般的。
当日の新郎新婦はゲストへのあいさつや進行で忙しく、
特にご家族と過ごす時間は限られていることが多いです。

ただ実は、結婚式当日にご家族水入らずの時間を過ごす文化が古くから残っています。
その一つが、「紅差しの儀(べにさしのぎ)」です。
ウェディングフォトや式当日の記録ムービーのシーンに取り入れられることも多く、
もともとは和装での儀式ですが、
現代ではドレスで行う花嫁様も珍しくありません。
この紅差しの儀では、結婚式の身支度の仕上げとして
、花嫁様のお母様が口紅を筆で塗ります。
それによって、幼い頃から服を着せたり髪を結んだりといった、
母から娘への支度のお手伝いが最後であることを意味します。
式本番を前に、わずかながらもこうしてご家族だけの時間を過ごすことができる、
感動的な儀式です。

同じような意味合いの儀式として、
「筥迫・懐剣・末広の儀(はこせこ・かいけん・すえひろのぎ)」があります。
この儀式も紅差しの儀と同じように、
和装の小物である筥迫・懐剣・末広を、
お母様から白無垢や色打掛の懐に入れてもらうことで、
花嫁支度を完成させます。
筥迫には「女性として強く美しくあるように」というメッセージが、
懐剣には「災いから守られますように」というお守りとして、
末広には「しあわせが末長く続きますように」
という願いがそれぞれに込められています。

似たような儀式で、「挨拶の儀(あいさつのぎ)」というものもあります。
挨拶の儀は、お支度を終えた新郎新婦様が挙式本番を前に、
お二人それぞれのご家族と過ごす時間のことです。
お二人はご両親に花嫁姿・花婿姿を披露しながら、
これまで育ててもらったことへの感謝を伝える時間として、
心温まるひとときを過ごします。

もともと、結婚式は自宅で行われていたことからこの儀式は一般的なものでしたが、
結婚式場や神社で挙げられるようになってからは、
なかなか行われなくなってしまいました。
それでも、ご家族だけで過ごせる時間を設けられるようにと、
近年では結婚式場でも取り入れられるようになってきています。
また、ゲストより先にご家族へ晴れ姿を披露する「ファミリーミート」という形で、
ご家族との時間を作る新郎新婦様も増えています。

海外では似た文化として、挙式の際に行われる「ベールダウン」があります。
昔、ヨーロッパでは「結婚式当日に教会へ向かう途中、
花嫁は悪魔にさらわれる」という迷信がありました。
その悪魔に見つからないようにと、
花嫁の顔を隠すようにベールをかぶせたのが始まりといわれています。
このような魔除けの意味に加え、
紅差しの儀や筥迫・懐剣・末広の儀のように
花嫁支度の仕上げとしての意味も込められています。

海外では、家族との時間は別日にゆったり取るのが一般的

海外では、新郎新婦様がご家族とゆっくり過ごす時間は、
結婚式とは別の日に設けられていることが一般的です。

その一つに、結婚式の前日に行われる「リハーサルディナー」があります。
リハーサルディナーとは、ご家族やブライズメイド、ベストマン、牧師を招いて
当日のリハーサルを行い、そのあとに食事を楽しむパーティーです。
結婚式当日の新郎新婦様はどうしても忙しくなってしまいますが、
これにより、家族とゆったり過ごす時間を確保することができます。

また、フランスでは「ル・ブランチ・ドゥ・ランドマン」という
パーティーを結婚式の翌日に行い、
家族や近しい友人とともにブランチを楽しみます。
フランスではこのブランチパーティーまでを結婚式として考えられているほど、
ウェディング文化として根付いているのです。
結婚式の余韻に浸りながら、
当日にゆっくりとお話ができなかったご家族やご友人との時間を楽しみます。

欧米諸国をはじめとした海外では、
こうした結婚式前後のパーティーを行い、
あえて結婚式とは別に時間を作ることで、
親しい人たちへの感謝を伝える場を大切にしています。

大切な人たちと過ごす時間を、結婚式当日に取り入れるには?

オリジナルウェディングをプロデュースするESPOUSAL(エスポーザル)では、
大切なご家族やご友人とゆっくり過ごすためのアイディアをご提案可能です。
海外のような前日や翌日のパーティーは
遠方から来るゲストの負担になってしまう場合もあるため、
結婚式当日に組み込めるものをいくつかご紹介させていただきます。

例えば、お支度を新郎新婦それぞれ別室で行い、
その時間をご家族で過ごす時間としてしっかり取ることもできます。
新郎様はタキシードならジャケットセレモニーを、
和装も同じように羽織をご両親に着せてもらうのもよいでしょう。

ご家族との時間を過ごしたあとは、
お二人でファーストミートを行うのもロマンチックです。
お互いの晴れ姿を披露したら、お手紙をプレゼントしあい、
これまでの感謝とこれからもよろしくという気持ちを伝えましょう。

ブライズメイドやグルームズマンをご友人に頼んでいる場合は、
式が始まる前に対面する時間を作るのもおすすめです。
式進行をサポートしたり、会場を盛り上げてくれたりする役目に感謝を伝えながら、
大切なご友人との時間を楽しみましょう。

また、ゲスト全員への感謝の伝え方として、
席札の裏に書くメッセージではなく、
ウォールレターをサプライズで用意することも可能です。
席札裏のスペースは限られているため、
感謝の気持ちをよりしっかりと伝えるにはポストカードや便箋、
封筒を使ってお手紙を書くのがよいでしょう。
また、ウォールレターをゲストに受け取ってもらうタイミングを、
式の序盤ではなくあえて後半のエモーショナルなタイミングにすることで、
ゲストの驚きと感動を引き出せそうです。

時間とお金をかけて当日集まってくれたゲストのために、
式へ足を運んでくれたことはもちろん、
お二人の人生に関わってくれたことへの感謝を、
形式的ではないカタチで届けられるよう、
ESPOUSALではプロデューサーが
心を込めてプロデュースさせていただきます。

大切な1日の時間の使い方も、お二人オリジナルのアレンジを

結婚式当日の新郎新婦様は直前の準備も本番中も忙しく、
ご家族やゲストと話せる時間が限られてしまうことが多いですが、
工夫次第でゆっくり過ごす時間を作ることが可能です。
海外のように結婚式前後でパーティーを行ったり、
当日にオリジナルの演出として一緒に過ごす時間を作り出したりできるのも、
オリジナルウェディングならでは。

こうしたアイディアを利用して、
ご家族やゲストにとびきりの感謝を伝えましょう。

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