ーーなぜ、ご両親と同じリゾ婚を選んだのでしょうか?

祐人さん(以下、敬称略)物心つく前から、両親が挙式したハワイに連れていってもらったことがあり、式の思い出話を聞いて育ったからか、リゾ婚への憧れがあったんです。両親の挙式の写真も家に飾ってあったりして、見るたびに「こんな綺麗な場所で式をしたいなあ」って思っていました。
康将さん(以下、敬称略)そうだよね。自分で言うのもなんですが、素敵な式だったんだよ(笑)。だから、結婚記念日には毎年のように思い出すし、何度も祐人を連れてハワイに行っています。そうそう、祐人が2歳だったときかな。僕たちが式を挙げたハワイへ家族旅行に行って、写真も撮ったんだよ。
寛子さん(以下、敬称略)そうね。懐かしい。私たちがリゾ婚をしたのは30年ほど前。当時はまだリゾ婚をする人は少なかったんです。少し不安ではあったけど、実際に行ってみると、本当に楽園のようで、幸せな時間を過ごせたし、とてもいい思い出になったな。
茉莉子さん(以下、敬称略)そうだったんですね、素敵です。実は私も彼と学生時代にハワイに行ったことがあって、そのとき彼が、ご両親がハワイでリゾ婚をしたという話をプレゼンのように熱く語っていたんです(笑)。その影響で、私もリゾ婚っていいなあって思うようになりました。
祐人そう。だから僕たちも両親と同じハワイでの式を考えていたけど、コロナ禍で結婚することになり、ハワイでのリゾ婚を断念して、宮古島のアラマンダチャペルを選んだんだよね。
茉莉子うん。アラマンダチャペルの写真を見た瞬間、「ここがいい!」と即決したよね(笑)。綺麗な海が広がっていて、のびのびとした雰囲気があって。ハワイと同じくらい素敵だと思いました。
祐人後から分かったんだけど、僕たちが挙げたチャペルと、両親の挙げたチャペルがすごく似ていたよね。
康将そうそう。海もチャペルも、ヤシの木が風に揺れているようすも、自分たちのときとそっくりだったなあ。
茉莉子あまりに似ていたから、これって運命なのかもしれない! と嬉しくなりました(笑)。

ーー実際に、宮古島で式を挙げてみてどうでしたか?

茉莉子家族にも喜んでもらえたし、私たちらしい落ち着いた式を挙げることができました。特に、父と一緒にウェディングロードを歩いたことが印象に残っています。普段、父とは照れくさくてあまり話ができなかったんですが、チャペルまで続くウェディングロードを一緒に歩いたときに、お互いの思いが伝わった気がしたんです。
寛子あれは本当に素敵だった。私がハワイで式を挙げたときは、慌ただしくてなかなか父とゆっくり過ごすことができなかったから、茉莉子さんがお父様とウェディングロードを歩いているのを見てると、その当時の私の心残りまで報われたような気持ちになったわ。
茉莉子そうだったんですか?
私も嬉しいです!
康将30年前の自分たちの式を思い出したよ。ふたりの幸せな姿を見てたら、自分たちのハワイでの式を思い出して、なんだか感極まっちゃったんだよね。
祐人僕たちは、コロナ禍でハワイでの挙式は叶わなかったけど、こうして両親にも喜んでもらえて、宮古島で式ができてよかったなと改めて思う。今までは、ハワイだけが特別な場所だったけど、新たに宮古島も加わったことがすごく嬉しいな。
茉莉子そうだね。ふたりにとっても、家族にとっても宮古島が大切な場所になったよね。
祐人うんうん。家族をつなぐ場所がふたつもあるなんて幸せです。

ーー式を挙げた土地そのものが、ふたりだけでなく、家族にとって特別な場所になるっていいですね。

祐人そうですね。それに、夫婦としての初心に戻ることができる場所でもあるのかなと思います。
康将それはあるよ。私もこの30年間、妻と喧嘩をすることもあったけど、ハワイに行くたびに初心を思い出すから、仲良く過ごせているんだと思う。祐人と茉莉子さんにとっても、宮古島がそういう場所になるといいよね。
祐人いつか子どもが生まれたら、両親がハワイへ連れていってくれたように、子どもを連れて宮古島に行きたいなあ。そして「ここで結婚式をしたんだよ」って言いたいし、ハワイに行ったときは「おじいちゃんたちはここで結婚式をしたんだよ」って言いたい(笑)。ハワイと宮古島に行くたびにその話をするようになるかもしれないな(笑)。
茉莉子リゾ婚を通じて、家族の歴史が続いていくといいよね。
祐人いつか子どもが生まれたら、両親がハワイへ連れていってくれたように、子どもを連れて宮古島に行きたいなあ。そして「ここで結婚式をしたんだよ」って言いたいし、ハワイに行ったときは「おじいちゃんたちはここで結婚式をしたんだよ」って言いたい(笑)。ハワイと宮古島に行くたびにその話をするようになるかもしれないな(笑)。
茉莉子リゾ婚を通じて、家族の歴史が続いていくといいよね。

ーー祐人さんと茉莉子さんは、これからどんな夫婦を目指していきたいですか?

茉莉子何気ない日常の中でも、お互いを大切に思い合える夫婦がいいなと思っています。祐人くんは、仕事帰りにケーキやお花を買ってきてくれることがあるんだよね。
祐人(笑)
茉莉子そのたびに、日常が何か特別に感じる。私も彼に対してそんな存在でありたいです。
祐人褒められると照れる(笑)。僕も考えが似ているかな。日常に散らばっている小さな幸せを一緒に感じながら過ごしたいと思ってる。だから、ちょっとしたことでも感謝し合い、リスペクトし合える関係は大切かな。ここで言うのは恥ずかしいけど、ゆくゆくは両親のように仲の良い夫婦になることが目標なんだよね。
寛子/康将ええ!? そうなの?
祐人そうだよ(笑)。高校生のとき、同級生から「祐人の両親は本当に仲がいいよな」と言われることが多かったんだよ。思春期の頃は正直、恥ずかしかったけど、結婚してからは、自分たちもそんな夫婦になりたいなって思うし、ふたりをとても尊敬してる。
寛子嬉しい。ハワイに何度も行っているからかしら(笑)。ね、お父さん。
康将そうだね。これも、夫婦の仲を保つ秘訣なのかもしれない(笑)。
茉莉子私たちも、宮古島には定期的に行きたいね。
祐人そうだね。僕たち家族はもちろん、お互いの親も連れていきたいよね。
アラマンダ チャペル

沖縄・宮古島

Allamanda Chapel
アラマンダ チャペル

「東洋一の海」と称される島、宮古島。青い空と美しい花々、そして緑に囲まれた場所で心に残るひとときを。