ピニャータとは、お祝いごとに使われるくす玉のようなもの。
メキシコをはじめとした中南米の国々が発祥で、
カラフルな色、そして馬や星の形をしている見た目が特徴的です。
中にはおもちゃやお菓子などを入れて、棒でたたき割って遊びます。

上から吊るすところや、
割ると中身が出てくるところは日本のくす玉とも似ていますが、
異なるのはその遊び方です。

目隠しをした人たちが交代でたたいていき、ピニャータが割れたら、
出てきたお菓子をみんなで拾って楽しみます。
この遊び方は、日本のスイカ割りにも似ていますね。

ピニャータは元々、悪魔を追い払うために行われていたものでした。
カラフルな色は
「誘惑」、棒は「意志」、中身のお菓子は「神様からの恵み」を表しており、
人間を誘惑する悪魔に見立てられたピニャータを、
意志を象徴する棒でたたき割ることで追い払い、
それによって神様からの褒美を受けることができる、と考えられていたのです。

また、ピニャータをたたくときは、
ピニャータの歌を口ずさみながら割る習わしがあります。
この歌の歌詞には、
「うまく当てたら、何でもうまくいく」という意味が込められています。
こうしたことから、ピニャータを壊すことは、
悪魔を追い払うための縁起のよい行事とされていたのです。

悪いものから身を守るためのセレモニーは、結婚式の場でもよく行われます。
災いから守られるようにと願いを込めるベールダウン、
花の香りで周囲を清めるフラワーシャワー、
お二人の幸せを妬む悪魔から守るためのブライズメイドと、
お二人を守るためのセレモニーがたくさん取り入れられています。

ピニャータも同じような意味を持っているため、
ウェディングの場に取り入れるのにふさわしいです。
ゲストを巻き込んで行えば、会場の一体感が増す素敵な演出になるでしょう。

オリジナルウェディングをプロデュースする「ESPOUSAL（エスポーザル）」では、
ピニャータを活用したウェディングコンテンツをご提案いたします。

例えば、ケーキカットの代わりにピニャータを割るという
初めての共同作業はいかがでしょうか。
ピニャータの形は、ウェディングケーキやハート、
指輪などにアレンジすると結婚式らしく、
フォトジェニックになります。

また、ピニャータの中身にドラジェの詰め合わせを入れて、
会場をキャンドルサービスのようにラウンドしながらゲストに配る、
ドラジェサービスも新しい演出です。
お見送りでのプチギフトとして配るのもよいでしょう。

ウェディングケーキの上に用意したピニャータを割ると、
中からエディブルフラワーが出てくるというアイディアも、
ゲストの驚きの表情を誘う楽しい演出に。
中身は他にも、カラースプレーやコットンキャンディなどへのアレンジも可能です。

ゲストへのクイズにピニャータを活用するのも、会場を盛り上げる余興になります。
例えば、ピニャータをいくつか用意して、
どのピニャータに中身が入っているかを当てるゲームです。
ハズレから順番に割っていき、
最後にアタリのピニャータを割ると
コンフェッティが出てくるというサプライズにすれば、
会場全体が一気に盛り上がるでしょう。
他にも、1つだけ用意したピニャータの中身を当てるクイズを受付時に回答してもらうのも、
ゲストの期待感を高められます。

また、お子様を飽きさせない工夫として、
歓談タイムが長引いてきたタイミングで
会場にピニャータを搬入して遊んでもらうのもよいでしょう。
キャラクターの形をしたピニャータを用意して順番にたたいてもらい、
割れた子に出てきたおもちゃやお菓子をプレゼントすれば、
式の最後まで楽しんでもらえます。

他にも、ピニャータの華やかな見た目を活かして、
高砂やフォトスポットに装飾としてたくさん用意したり、
式のコンセプトや
お二人のイニシャルに合わせて形をアレンジしたりといった活用も可能です。

悪魔を追い払うために行うピニャータは、オリジナルウェディングの余興や演出、
装飾として取り入れるのにぴったりです。

縁起がよく、見た目が華やかで、動きのあるコンテンツなので会場が一体となって盛り上がることができます。

サプライズ感や一体感を結婚式に取り入れたい新郎新婦様は、
ぜひピニャータを活用してお二人らしいオリジナルウェディングを叶えてくださいね。