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COLOR×WEDDING

お色直しは、本来「相手の色に染まる」という意味だった

日本の結婚式では馴染み深いお色直しですが、
その起源をたどると室町時代にまでさかのぼるといわれています。

本来は白無垢から色打掛へと衣装を変えることであり、
結婚後の3日間は白無垢を、
4日目には色打掛を着るという習わしが始まりでした。
白無垢の白には「相手の色に染まる」という意味が込められており、
その白無垢から色打掛に着物を変えることはすなわち、
相手の色に染まった=相手の家に結婚を認められたことを意味していたようです。

最近ではそうした意味合いは薄れ、結婚式を盛り上げるための演出として、
また新婦がカラードレスをお披露目するためのコンテンツとなっています。
時代の流れとともに意味は変わったものの、
今も人気の演出として残っている文化といえます。

海外の色にまつわるさまざまな文化!

お色直しのように“色に染まる”ウェディングセレモニーは、
海外にもたくさんあります。

スリランカでは、日本のお色直しとほぼ同じセレモニーがサリーを使って行われます。
スリランカの結婚式はハネムーンを間にはさみながら2回行われますが、
1回目で新郎から贈られる赤いサリーを羽織り、
2回目でそのサリーを着込んで式に参加します。
花嫁が2回目で赤いサリーに身を包むことは、
相手の家の色に染まるということを意味しており、
これは日本のお色直しに込められた意味と同じです。

インドの結婚式でドレスアップのために施される、
ヘナタトゥーもお色直しに似た意味を持ちます。
植物由来の染料を使って花嫁の手足にレースのような模様を描くことで、
魔除けや健康祈願などの願いが込められます
。天然の素材が使われるボディアートのため、
1週間程度で自然に消えるものですが、
その色が長持ちすると二人の愛も末長く続くと信じられているようです。

スコットランドには、新郎新婦がとことん汚される
「ブラッキング・オブ・ザ・ブライド」という独特のセレモニーもあります。
「花嫁を黒くすること」という意味のこの儀式では、
結婚式の1週間から数日前に、結婚の証人となる親族などから
新郎新婦が痛んだ料理や腐った卵、
小麦粉といった家庭にある汚いものを投げつけられます。

晴れ姿を披露するはずの結婚式で汚れた姿になってしまうのは、
日本にはあまり馴染みがない文化ですが、
結婚式という場で恥をかくこと=忍耐力や謙虚さを身につけることにつながり、
さらにその姿が魔除けになるとされているようです。

そのほかにも、インドで行われる
「ホーリーフェスティバル」というヒンドゥー教のお祭りがあります。
ホーリーフェスティバルでは、
参加者がカラフルな色の粉や水をかけあうことで全身を“色まみれ”にして、
春の訪れをお祝いします。
本来は豊作祈願のために行われていたようですが、
昨今では悪魔祓いの意味合いもあるようです。

ホーリーフェスティバルは結婚式にまつわる文化ではありませんが、
このように、世界には色にさまざまな意味や願いを込める文化がたくさんあるのです。

色を使ったオリジナルの演出アイディア!

オリジナルウェディングをプロデュースするESPOUSAL(エスポーザル)では、
結婚式に色を添えるオリジナルの演出をご提案いたします。

例えば、お色直しで着るドレスを、
ゲストにペイントしてもらうという演出はいかがでしょうか
。絵の具やペンキを使ってゲスト一人ひとりがペインティングをすれば、
世界に一つだけの一着が生まれます。
名前も一緒に書いてもらえば、結婚証明書の代わりにもなりそうですね。

また、ペイントのアイディアを応用して、
オーバースカートにペイントしてもらう方法もあります。
ドレスではなくオーバースカートなのは、
お色直しにかかる時間を大切なゲストとの時間にあてるため。
着替えるのではなく、
すでに着ている衣装に重ねるだけのお色直しにすれば、
およそ20〜30分ほどの時間を節約して、パーティーを楽しむ時間を増やせます。

さらにこのアイディアを応用して、
ペイントの代わりにお花で色を添えることも可能です。
カラフルなお花をゲストに一輪ずつ挿してもらい、
オリジナルのオーバースカートを作ってお色直しに臨みましょう。
ゲストの誕生月の花を一人ひとりの席に用意し、
それを挿してもらうのもよさそうですね。

にぎやかなオリジナルウェディングにしたい新郎新婦様には、
ホーリーフェスティバル風の演出もおすすめ。
カラーボールやカラーパウダーなどを使って、
ゲストみんなでカラフルな装いを楽しみましょう。
式はご両親や親戚も参列するため厳かにしたいという場合は、
二次会にこの演出を取り入れれば安心です。

お二人オリジナルのカラーを、お色直しや演出で表現しよう

お色直しに見られるように、色そのもの、また色を変えることは、
結婚式においても大きな意味を持ちます。

衣装や会場装飾、装花、演出、ペーパーアイテムなどに
色をからめたアレンジを加えて、
お二人らしさを表現してみましょう。

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