「前撮りとフォトウェディングって何が違うの?」と思ったことはありませんか?
結婚にまつわる写真撮影には「前撮り」と「フォトウェディング」があります。
前撮りとは、結婚式や披露宴を予定している新郎新婦が、その当日よりも前に衣裳を着て写真を撮影することを指します。前撮りで撮影した写真は、結婚式当日のウェルカムボードやウェルカムスペースの装飾、オープニングムービー、引き出物やアルバムなどに活用されることが多く、式をより華やかに彩る役割を果たします。
一方で、フォトウェディングは挙式や披露宴を行わず、「結婚の記念として写真だけを残す」スタイルです。近年はライフスタイルや価値観の多様化により、フォトウェディングを選ぶカップルも増えています。
つまり、
前撮り=結婚式をする人が、その前に撮影する写真
フォトウェディング=結婚式をせず、写真で結婚の記念を残す方法
と理解すると分かりやすいでしょう。
今回は前撮りでよくある後悔と、それを避けるための対策について詳しく解説します。当日までの準備スケジュールも紹介しているので、前撮りを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
結婚式の前撮りでよくある後悔したこと

前撮りを経験したカップルが「こうすれば良かった」と感じる代表的な後悔をご紹介します。事前に知っておくことで、同じ失敗を避けられるでしょう。
撮影の「時期」を間違えた
撮影時期の選択ミスは、前撮りでよくある後悔の一つです。
桜や紅葉などの人気シーズンを狙ったものの、開花時期がずれて思うような写真が撮れなかったり、猛暑や台風シーズンで体調を崩したりするケースがあります。また結婚式直前の撮影により、データの納品が間に合わず、ウェルカムボードや招待状に使用できなかった例も。
季節の美しさを求める場合は、地域の気候やシーズンの特徴を事前に調べ、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
さらに後悔を防ぐためのポイントとして、天候や開花時期に左右されたくない場合は、スタジオ撮影も検討してみましょう。屋内での撮影なら確実に希望通りの写真を残すことができます。また、撮影からデータ納品までの期間を事前に把握しておくことも大切です。招待状やムービー、ウェルカムスペースなどの使用目的に合わせて、納品スケジュールを確認しておきましょう。
そして万が一の雨天や体調不良に備えて、可能であれば予備日を設定しておくと安心です。別日を押さえておくことで、余裕を持って前撮りに臨むことができます。
撮影の「場所」を適当に決めてしまった
撮影場所を十分に検討せず、当日になって後悔するカップルも多くいます。
「写真で見た印象と実際の場所が違った」「アクセスが悪くて移動に時間がかかりすぎた」「他の撮影カップルと重なってしまった」などの問題が発生することがあります。屋外ロケーションの場合は、天候に左右されるリスクも考慮が必要です。
撮影場所は事前に下見を行うか、実際の撮影例を多く確認して選ぶことをおすすめします。撮影場所を決める際には、「写真に残したい雰囲気」や「衣裳との相性」も意識すると後悔が少なくなります。
和装なら神社や日本庭園、洋装ならチャペルや緑豊かなガーデンなど、衣裳の魅力がより引き立つロケーションを選ぶのがおすすめです。さらに、撮影許可の有無や使用料、混雑状況なども事前に確認しておくと安心です。
撮りたい「構図イメージ」を具体的に伝えなかった
「こんな写真を撮りたい」というイメージを、カメラマンに具体的に伝えられなかった結果、思い描いていた仕上がりにならない場合があります。
「もっとナチュラルな雰囲気にしたかった」「ポーズがワンパターンで物足りなかった」「二人らしさが表現されていない」といった不満を持つカップルもいます。
撮影のイメージや希望するポーズ、表情などを事前に整理し、参考写真を用意してカメラマンと共有することが重要です。さらに撮影当日も、撮影中に写真を一部見せてもらったり、自分がどう映っているかを確認させてもらったりすると安心です。気になる点があればその場でリクエストできるので、仕上がりの満足度がぐっと高まります。
衣裳選びを妥協してしまった
時間がなくて衣裳選びを妥協してしまい、撮影後に後悔するケースも珍しくありません。
「試着時間が短くて納得いかないドレスを選んでしまった」「サイズが合っていなくて写真映りが悪かった」「新郎の衣裳とのバランスが取れていなかった」などの問題が起こることがあります。
また、気に入った衣裳が見つかっても「予算の関係で妥協してしまった」という後悔も多いポイントです。衣裳は写真の印象を大きく左右するため、自分たちが一番大事にしたいポイントに予算を寄せることが大切。衣裳は妥協せずに、装花や小物など別の部分で調整するなど、優先順位をつけて工夫するのがおすすめです。
そのためにも、十分な時間をかけて試着を行い、新郎新婦で「譲れないポイント」をあらかじめ話し合っておくと安心です。小物やアイテムの準備が不十分だった
撮影に使用する小物やアイテムの準備不足も、よくある後悔の原因です。
「結婚指輪を忘れて指輪の写真が撮れなかった」「手作りしたアイテムの仕上がりがイマイチだった」「季節感のある小物を用意すれば良かった」といった後悔を持つカップルもいます。
撮影で使用したい小物は、余裕を持って準備し、事前にカメラマンと使用方法を相談しておくことが大切です。
料金プランをよく確認していなかった
料金プランの内容を十分に確認せず、当日や撮影後に追加料金が発生して困るケースもあります。
「データの納品に別料金がかかった」「撮影時間の延長で追加費用が発生した」「アルバム作成は別料金だった」などの予想外の出費に驚くカップルもいます。
契約前にプラン内容を詳細に確認し、追加料金が発生する可能性がある項目について事前に質問しておきましょう。
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結婚式の前撮りで後悔しないために気をつけること6選

前撮りで後悔しないために、以下の6つのポイントを意識して準備を進めましょう。
撮影時期はスケジュールに余裕を持って決める
撮影時期は、結婚式当日から逆算して余裕を持ったスケジュールで決めましょう。
一般的には結婚式の2〜3ヵ月前の撮影がおすすめです。特に、前撮り写真をウェルカムボードやプロフィールムービー、招待状などに活用する場合は、制作に1〜2ヵ月程度かかることもあるため、4〜6ヵ月前の撮影を目安にすると安心です。
また季節感を重視する場合は、その年の気候や開花予想を確認し、ベストタイミングを見極めることが大切です。
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体調管理や美容準備の時間も考慮し、無理のない日程を選びましょう。
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撮影場所は天候や移動時間も考慮して選ぶ
撮影場所選びでは、写真の美しさだけでなく、実用性も重視しましょう。
屋外ロケーションを選ぶ場合は、その時期の天候リスクを確認し、雨天時の代替プランを事前に相談しておくことが重要です。また撮影場所までのアクセス方法や移動時間、駐車場の有無なども事前に調べておきましょう。
可能であれば事前に現地を下見し、撮影に適した時間帯や混雑状況を確認することをおすすめします。
撮りたいイメージをカメラマンにしっかり伝える
理想の写真を撮るためには、撮りたいイメージを具体的にカメラマンに伝えることが重要です。
SNSや雑誌で見つけた参考写真を集めて「こんな雰囲気で撮りたい」「このポーズを取り入れたい」と具体的に相談しましょう。また二人の性格や関係性、大切にしていることなども伝えると、よりパーソナルな写真を撮影してもらえます。
さらに、撮影当日も途中で写真を確認しながらポーズや表情を調整すると、イメージ通りの写真に近づきやすくなります。「ちょっと違う」「もう少しこうしたい」と思ったら、その場でカメラマンに伝えて修正してもらうことが大切です。こうすることで、後から「思った仕上がりと違った」と後悔するリスクを大幅に減らせます。
事前打ち合わせの時間を十分に取り、当日の確認も組み合わせて、納得のいく撮影にしましょう。
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衣裳は納得いくまで試着する
衣裳選びは前撮りの仕上がりを左右する重要な要素です。時間をかけて、納得のいく一着を選びましょう。
試着時は写真写りだけでなく、動きやすさや着心地も確認することが大切です。また新郎新婦の衣裳のバランスや、撮影場所との相性も考慮して選びましょう。サイズ調整が必要な場合は、撮影日までに余裕を持って依頼することも重要です。複数の衣裳を比較検討し、家族や友人の意見も参考にしながら選ぶことをおすすめします。
さらに、普段着る機会が少ない衣裳だからこそ、和装だけ・洋装だけにこだわらず、両方を試してみるのもおすすめです。思いがけない組み合わせが写真映えする場合もあり、より自分たちらしい前撮り写真を残せます。
ワタベウェディングでは、衣裳試着付きフェアを開催しており、和装・洋装の両方を試着できるプランも用意しています。普段着られない衣裳をじっくり試せる絶好の機会です。
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撮影に使う小物を事前に準備する
撮影をより魅力的にする小物やアイテムは、事前に準備しておきましょう。
結婚指輪はもちろん、花束やバルーン、手作りのウェルカムボードなど、二人らしさを表現できるアイテムを用意すると良いでしょう。
特に結婚式当日のウェルカムスペースや引き出物、ウェルカムムービーに使用したいアイテムは前撮りでしっかり撮影しておくと、より統一感のある演出が可能です。
季節感のある小物や、撮影場所に合ったアイテムを選ぶことで、印象的な写真を残せるだけでなく、結婚式当日の演出にも活かせます。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
小物の準備は撮影の1ヵ月前までに済ませ、カメラマンと使用方法を事前に相談しておくことが大切です。
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プラン内容は細かくチェックする
契約前に、プラン内容を詳細にチェックしましょう。
撮影時間、カット数、データの納品形式、アルバム制作の有無など、基本的な内容はもちろん、追加料金が発生する条件についても確認が必要です。また雨天時の対応や、撮影日の変更に関する規定も事前に把握しておきましょう。
不明な点は遠慮せずに質問し、文書で確認を取ることをおすすめします。
前撮り前にすることは?当日までの準備ガイド

ワタベウェディングでは、前撮りを「結婚式当日に使う写真やアイテムも一緒に準備できる、二人だけの特別な時間」と考えています。ここでは、前撮りを後悔なく楽しむためのスケジュールを、ワタベウェディングならではのポイントを交えてご紹介します。
1. 前撮り時期と場所を決定する:撮影の6〜8ヵ月前
まずは前撮りの大まかな時期と撮影場所を決めましょう。結婚式の日程や、ウェルカムボードやムービーなど結婚式で使用したいアイテムの準備期間も考慮してスケジュールを逆算するのがおすすめです。
2. スタジオ・カメラマンを選んで予約する:撮影の3〜6ヵ月前
複数のスタジオやカメラマンを比較検討し、作品の雰囲気やサービス内容を確認。人気の撮影時期やロケーションを希望する場合は早めの予約が安心です。
3. 衣裳を選ぶ:撮影の1〜3ヵ月前
衣裳選びは前撮りの仕上がりを左右する大切なステップです。ワタベウェディングでは、和装・洋装の両方を試着できるフェアも開催しています。普段着られない衣裳も試せるので、「和装だけ」「洋装だけ」と迷っている方にもおすすめです。
4. 撮影指示書を作成し、必要な小物を用意する:撮影の1ヵ月前
撮りたいイメージや構図をまとめた撮影指示書を作成しましょう。参考写真を集め、希望するポーズや表情、雰囲気などを具体的に整理してカメラマンに伝えます。
さらに、小物やアイテムの組み合わせイメージを撮影指示書にメモしておくと、当日の撮影がスムーズになります。
5. 当日に向けて美容準備や体調管理を行う
撮影日に向けて、肌・髪・体調など全体のコンディションを整えましょう。
ワタベウェディングでは、撮影前の相談や準備に関するアドバイスも行っており、初めての前撮りでも安心して当日を迎えられるようサポートしています。
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結婚式の前撮りに関してよくある質問

前撮りに関してよく寄せられる質問にお答えします。
前撮りの1カット・納品枚数って何のこと?
前撮りプランでよく見る「カット」とは、カメラマンがシャッターを切って形になった1枚を「1カット」と呼びます。
たとえば「撮影100カット・納品100枚以上」のプランでは、合計100回以上シャッターを切って撮影を行います。その中から、目を閉じてしまったカットや写りが整わないものを除き、100枚以上の写真を納品いたします。
プラン内容を確認する際は、「撮影カット数」と「納品枚数」の両方をチェックしておくと安心です。
前撮りのメリット・デメリットは?
前撮りの主なメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
デメリット
新郎が前撮りに乗り気じゃないときはどうする?
新郎が前撮りに消極的な場合は、まず前撮りの意義やメリットを丁寧に説明しましょう。
「結婚式当日の制作物に使える」「両親への記念品になる」「一生の思い出になる」といった具体的なメリットを伝えると理解してもらいやすくなります。また撮影時間や場所、スタイルについて新郎の希望を聞き、二人で相談しながら決めることで、積極的に参加してもらえるでしょう。
後撮りとどっちがいい?
前撮りと後撮り、どちらを選ぶかは二人の状況や希望によって異なります。
前撮りのメリット
一方、後撮りは結婚式の緊張感から解放された状態でリラックスして撮影でき、新婚旅行と合わせて行うことも可能です。
時間的余裕やデータの活用予定、予算などを総合的に考慮しつつ、特に結婚式で写真を活かしたいカップルには前撮りがおすすめです。
結婚式の前撮りを検討しているならワタベウェディングに相談を

結婚式の前撮りは、適切な準備と計画により、一生の宝物となる素晴らしい写真を残せる特別な機会です。
撮影時期や場所の選択、衣裳選び、イメージの共有など、事前にしっかりと準備することで後悔のない前撮りを実現できます。また当日までのスケジュール管理と体調管理も、成功のための重要なポイントです。
せっかくの前撮りで後悔しないために、経験豊富なスタッフに相談できると安心です。ワタベウェディングなら衣裳選びからロケ地提案までフルサポート。ぜひお気軽にご相談ください。お二人らしい、特別な前撮り写真を一緒に作り上げましょう。