『ふうふのはなし~リゾ婚の先にある夫婦のカタチ~』ができるまで。"結婚式の本当の意味と価値"とは?

ワタベウェディングは、過去に挙式をお手伝いしたご夫婦へのインタビュー取材を集めた WEBコンテンツ『ふうふのはなし~リゾ婚の先にある夫婦のカタチ~』(https://www.watabe-wedding.co.jp/resort_wedding/campaign/fufunohanashi/)をオープンした。

様々な夫婦が語る"結婚式の本当の意味と価値"を発信したい―――そのサイトオープンに至った思いを、広告宣伝グループのメンバーがお話します。

※当ストーリーは2021年9月に書かれたものです。



「たくさんの方がリゾ婚を中止、延期される中で、私たちにできることはないのかと何度も社内で話し合いを重ねて生まれたのがこの企画」

『ふうふのはなし~リゾ婚の先にある夫婦のカタチ~』は、ローンチ時、リゾ婚をした3組のご夫婦のストーリーを公開。ご夫婦が考える結婚式の意味や価値の他、リゾ婚を選んだ背景や夫婦円満の秘訣、お二人の将来について、ドキュメンタリー風に撮影した結婚後の日常の風景写真と共に掲載している。

このコンテンツを立ち上げるに至った経緯を広告宣伝グループの高橋美枝はこう話す。

高橋「昨今、『なし婚層』が増えたと言われ、結婚式自体に価値を感じていない人たちが増えています。またこのコロナ禍において、結婚式を挙げることを躊躇したり、諦めたりする人も増えました。SNSではたくさんのカップルの迷いや悩みがあふれており、実際にリゾ婚を中止、延期される方もたくさんいらっしゃいました。その中で、私たちにできることはないのかと何度も社内で話し合いを重ねて生まれたのがこの企画です。」

高橋はワタベウェディング新卒入社後、挙式プランナー、オーストラリア駐在における商品開発、基幹システム開発など幅広く経験を積んできた。一番長く所属する広告宣伝グループでは2度の産休を経て、オフライン媒体からリアルイベント、企業コラボ案件などにも携わり、最近では、販売ツールのDX推進にも力を入れている。

高橋「実は、今回の企画を強く推進したいと思ったのは、私自身の実体験からでした。私もハワイで挙式をしました。滞在中は、両家の親と一緒に、観光や食事などを楽しみました。義理の母は海外旅行が初めてで、ハワイの海の青さに感動し、ずっとバルコニーで海を眺めていたことを鮮明に覚えています。そして帰国後、義理の父は、趣味の川柳でハワイでの思い出を読んだ句を手紙にして送ってきてくれたりしました(笑)。両家で『あのハワイをもう一度」と、ハワイのテーマパークに遊びに行ったり、実家に帰省すると、ハワイでの写真を振り返ったり、ハワイアンミュージックがかかっていたりと、想像以上にその後の両家の関わり方に影響を与えました。私の考える結婚式の意味は『大切な人との絆づくり』で、価値は『その後のふたりと家族の人生を豊かにすること』だと思っています。」




式当日だけではない結婚式の価値を、それぞれの夫婦の幸せ、人生の豊かさにどう貢献しているかを伝えることを目的とし、リゾ婚挙式後数年後のお客様にフォーカスしたコンテンツに

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▲『ふうふのはなし』インタビューにご協力いただいたご夫婦

今回、コンテンツをリゾ婚挙式数年後の結婚生活を経た夫婦のインタビュー形式にした理由については

高橋「実際にコロナ禍で挙式をされた方のインタビューは別コンテンツで配信しているのですが、この未曽有の危機で、60年以上結婚式に携わってきた当社ができることは、結婚式文化自体の価値、その素晴らしさを、もっと世の中の人に知ってもらうこと、そして結婚式への思いを応援することではないかと考えたのです。なので、結婚式が式当日だけではなく、それぞれの夫婦の幸せにどう貢献しているかを伝えることを目的としました。」

リゾ婚は近年人気傾向にあるが、選ばれる方が多いというわけではない。

高橋「その中でリゾ婚を選んだ理由というのはやはり、読者としては気になるところかと思います。そして、リゾ婚を選んで結果どうだったかという数年後の感想も今回はお話していただいていますので、読者にはとても興味深い内容かと思います。」

リゾ婚は、家族や親友などを招いて10人前後で行われることが多く、地元での数十名規模の披露宴とは異なり、ゲスト一人一人との時間をしっかりと持つことができる。さらに、リゾートという非日常の空間や美しい景色が手伝って、普段言えないような感謝の言葉を口にできたり、普段は恥ずかしくてできない「ハグ」ができてしまったりする、リゾートならではの特徴も。

高橋「リゾ婚の長所は様々ありますが、本質的な魅力は、非日常の空間で、本当に大切な人へ感謝の気持ちを伝えられることと、ゆっくりと絆を深められることです。」




1組目の取材後の家族団らんの写真を見た瞬間、今までの社会人人生を肯定されたような衝撃が走った

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▲『ふうふのはなし』撮影の様子

高橋「6月から取材に向けて動き出したのですが、その際も、コロナ禍であるので、撮影クルーも最小限のスタッフの稼働として、感染予防対策の消毒や換気など気を遣いました。」

コロナ禍で取材を進め、ようやく2021年8月ローンチしたのが「ふうふのはなし」だった。

ローンチ後、派手なプロモーション活動はせず、公式サイトやSNS等での告知のみ行いましたが、SNSに掲載した動画コンテンツは予想以上に再生され、人々の関心の高さを伺える結果に。そして意外な反響もあった。

高橋「予想以上に多かったのが社内からの反響でした。コロナ禍で、社内でも明るいニュースが減っていました。出口の見えないトンネルの中で、自身の仕事、人生における不安を抱えている社員も多くいたと思います。ただ、私たちが従事している結婚式の仕事の先には、結婚式を経て豊かな人生を送ることができている人たちがたくさんいることや、ワタベウェディングが長い歴史の中で、結婚式文化の価値向上に尽力してきたことが、たくさんの人に影響を与えているということが、コンテンツから伝わったのだと思います。」

高橋「私自身長い社歴の中でも、1組目の取材後の家族団らんのお写真を見た瞬間、今までの社会人人生を肯定されたような衝撃が走りました。1枚の写真を見て感動したんです。結婚式当日のご様子しかわからなかったお客様のその先の人生を垣間見れるという内容は、私たちにとっても価値のあるコンテンツだったなと思います。」




結婚式の日を待っているたくさんのお客様に、そしてこれから結婚するたくさんの人々に、当社のサービスを通じて、もっともっと幸せになって頂きたい

▲『ふうふのはなし』紹介ムービー

今後は、月1~2組ずつ記事追加をするよう進めている。それ以外にもスペシャルコンテンツなども企画して、「ふうふのはなし」を育てていく予定だ。

変化の激しい時代、結婚式について、高橋は自身の思いを述べた。

高橋「今後の結婚にかかわるトレンド予測などが出ていますが、コロナを経ての変化は、人との交流が制限されて今までの人間関係が精査され、結婚式のスタイルは小規模化が進むと想定しています。元々これからの結婚世代のトレンドとして、コミュニティを大事にし、ゲストに楽しんでもらいたいという気持ちがさらに高まると言われていましたので、より細やかでおもてなしに趣向を凝らす人が増えるのではないかと予想しています。しかし、繰り返しになりますが・・・結婚式の本質的な価値である、大切な人へ感謝の気持ちを伝える場であること、ゲストとの絆を深める場であることに変化はないと思っています。」

高橋「今回の企画を通して、ウェディングの仕事は、やはり、多くの人の人生を幸せにするものなのだなと再認識しました。今の厳しい状況の中、結婚式の日を待っているたくさんのお客様に、そしてこれから結婚するたくさんの人々に、当社のサービスを通じて、もっともっと幸せになって頂くために、リゾ婚の本質的な価値を大切にしながら、挙式やサービスの提案をしていきたいです。コロナの状況が改善し海外渡航もできるようになることを期待して、リゾートでの挙式を待っているお客様の気持ちを支えていけるような情報発信や商品提案をしていきたいと思っています。」

『ふうふのはなし~リゾ婚の先にある夫婦のカタチ~』

https://www.watabe-wedding.co.jp/resort_wedding/campaign/fufunohanashi/