コロナ禍だからこそ立ち止まらずに旅行の価値を追求──沖縄でのリゾートウェディングを満喫し尽くす旅行商品が出来上がるまで

ワタベウェディングが提供する沖縄でのリゾートウェディングプランを申し込まれたお客様を対象とした旅行商品「ワタベウェディングスペシャル JALで行くOKINAWA」が発売されました。この商品では挙式当日、従来は叶わなかった宿泊ホテルでのお支度を可能にしました。そんな商品が出来上がるまでの道のりをご紹介します。

※当ストーリーは2020年11月に書かれたものです。


コロナ禍と旅行とリゾートウェディング

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▲沖縄美ら海の景色

新型コロナウイルスの影響で海外への渡航制限は未だ解除されない状況が続き、ハワイをはじめとする海外リゾートエリアでのウェディングでは、年内に予約していたお客様はやむを得ず延期をされるなど、いまだにひっ迫した状況が続いています。

そのような中、沖縄でのリゾートウェディングは緊急事態宣言が明けた6月頃から再開し、新型コロナウイルス感染防止の対策をとりながら、徐々に催行をすることができており、海外エリアでのリゾートウェディングを沖縄へのリゾートウェディングに変更されるお客様も増えてきています。

西大路 「海外でのリゾートウェディングを心待ちにされていたお客様が、コロナウイルスの影響もあって最終的に沖縄へ変更することをお選びなったのだから、"沖縄にしてよかったね"と期待を超えてご満足いただける商品をつくりたいと考えました。」

そう語るのは、ワタベウェディングのグループ会社「株式会社コンパクトシーク」オンライン営業グループの西大路 響です。

ワタベウェディングでは海外・国内のリゾートウェディングのサービスを提供しており、挙式からドレス、パーティ、ハネムーンまで、トータルにプロデュースしています。

もともとコンパクトシークは海外旅行を専門とする旅行会社で、ワタベウェディングの主力エリアであるハワイやグアムのリゾートウェディング専用の旅行商品を販売していました。

しかし、海外旅行に行けない今、ハワイなどの海外エリアから沖縄でのリゾートウェディングに変更されたお客様にとって特別なご旅行となるよう、コンパクトシークは沖縄でのリゾートウェディング専用の旅行商品の開発に着手しました。

身近だからこそ課題あり。沖縄でのリゾートウェディングと旅行

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▲沖縄でのリゾートウェディング

西大路「企画当初は、気軽に行ける沖縄が魅力でもあり、課題でもありました。」

ご結婚式を含めた沖縄旅行が意外と大変であることが理解されづらいという難しさを西大路は説明します。

沖縄でのリゾートウェディングの場合、"日本国内だから旅行は自分で手配できる"というイメージから、フライトや現地での移動や過ごし方をあまり重要視されていないお客様が多く、それはリゾートウェディング販売店舗でも同じ状況でした。

確かに沖縄への旅行は、パスポートが不要で移動時間も短く、海外が苦手という方や長い移動が難しいお子様、ご年配のゲストにも安心してご列席いただけるというメリットがある一方で、海外に比べると、挙式当日の島内の移動はレンタカーを利用してお客様ご自身で移動して頂かなくてはならないなど、せっかくの結婚式なのに慌ただしくなってしまった、というマイナスな一面もあります。

さらに、ハワイやグアムなど海外でのリゾートウェディングでは一般的な、挙式当日にご宿泊ホテルのお部屋でお仕度を行うサービスについては、沖縄でも同様のサービスを提供させて頂きたいのですが、ホテル側で自社主催のウェディング商品との兼ね合いから、お客様からご希望があってもお断りしなくてはならない状況でした。

しかし、私たちは「お客様の特別な一日は家を出るところから始まっている」と考え、挙式だけではなく、ご旅行でも特別な体験をしていただけることにこだわり、"ワタベウェディングの沖縄リゾ婚だからできることを提供したい"という想いから、今までできなかった新しいチャレンジをし、素敵な思い出を残していただける沖縄リゾートウェディングの旅行商品の検討を開始しました。

グループ会社が一丸となった挑戦へ!

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▲打ち合わせの様子

沖縄でのリゾートウェディングを選んでいただいたのだから、美ら海や風を感じながらゆったりと準備いただきたい、長い時間ドレス・タキシードを着て特別なウェディングの日を楽しんで頂きたい、という想いから「お部屋でのお支度」とホテル選定にこだわったと西大路は話します。

西大路「やはり今回の商品を造成する際、 "お客様にとってご結婚式を大成功させるホテルはどこだろう"と考えたとき、サービスや会場へのアクセスに加え、挙式をこれから迎えるのですから、緊張や不安を感じられている新郎新婦様には、ホテルでは特別な空間の中でゆったりとリラックスしてお過ごしいただきたいと考え「ザ・テラスホテルズ」と交渉を希望しました。」

しかし、ホテル側との交渉を進めていくにあたり、海外旅行をメインに取り扱ってきたコンパクトシークのメンバーでは沖縄に関する知見が足りませんでした。

そこで、沖縄ならではの考え方や価値観などの知見を持ちながら交渉を進めるため、ここからワタベウェディングの子会社である沖縄ワタベウェディングの久保田 康介がメンバーに加わりました。

沖縄ワタベウェディングでは、ワタベウェディングがプロデュースをしたお客様を沖縄現地でお迎えし、当日の挙式の運営を行っています。沖縄出身の従業員も多いことから、当プロジェクトを一緒に進めることになりました。

久保田の協力がなければこのプロジェクトは実現しなかった、と西大路は言います。

そして交渉を重ね、西大路たっての希望である「ザ・テラスホテルズ」と契約をすることができました。

当時を久保田が振り返ります。

久保田 「コロナ禍において、沖縄挙式の付加価値を高められる旅行企画とのコラボはチャンスだと感じました。

交渉の中では、ホテル側も初めての旅行造成であったこと、発売日が確定している状況での運営調整が必要で、スケジュールもタイトでした。特に注力したのは、先方が懸念している内容一つひとつを期限まで解決し、進めていくことでした。

そして、高単価のリゾ婚旅行商品を企画・販売しているコンパクトシークとコラボレーションすることで、海外を検討されていたお客様へ、沖縄でのリゾ婚も魅力的であることをお伝えするきっかけになると思いました。

この旅行商品が、ワタベウェディングの沖縄リゾ婚の決め手となるような商品になればと思います。」

今回のリゾ婚旅行商品で"気軽に行けて大満足の沖縄"をご提案できるようになったと思うと西大路は話します。

ご結婚式からホテルまでお客様のサポートを万全に整えており、こだわりであったお部屋支度も実現することができたので、ドレス・タキシードを長い間着用いただけますし、レンタカー移動ではなく専用車送迎でのご移動が基本で、新郎新婦様の貴重な時間を大切にしたいという考えも形にすることができたそうです。

西大路「ここまでのフルサポートを自社グループだけで叶えられるウェディング会社はないと思います。新郎新婦様にとって、より特別な一日を更に彩る商品となりました。」

リゾートウェディングの魅力を最大化させる旅行パッケージに

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▲ワタベウェディングのグループ会社「株式会社コンパクトシーク」オンライン営業グループの西大路 響

西大路「お客様より、挙式当日の送迎車と、お部屋支度によるご家族様との時間を確保ができるのが嬉しいというお声を頂きました。

こちらのお客様は紅差しの義をどうしても執り行いたいというご新婦様の強いご意向があり、ご家族様も同じホテルでご宿泊いただければ、お仕度の際にお部屋にきていただき夢を叶えていただけます。このようなご提案を気にいっていただきワタベグループのご旅行を選んでいただけました。」

紅差しの義とは、花嫁となる娘の唇に、嫁ぎ先へ送り出す娘が幸せになるように、その身に一切の災いが降りかからぬように願いながら、お支度の仕上げとしてお母様が紅筆で口紅を塗る儀式のことを言います。厄除けとなる紅を差すことで、ふりかかる邪気を払い、幸運が長く続くよう願うものです。挙式前のお支度の時間を親子水いらずで過ごすことができる貴重な時間にもなります。

お部屋でのお支度ができるこの商品だからこそ、紅差しの義が叶います。

今後は、より一層お客様のニーズを反映していくべきだと西大路は考えています。

西大路「現在はまだ、離島コースや那覇ビジネスホテルの分泊などお客様のご要望に応じたご旅行アレンジができない部分があり、今後はその部分を強化していきたいと考えています。

また、お部屋支度だけでなく新郎新婦様の夢を更に叶えるため、ファーストミートセレモニーを実施できるようにしたいと考えています。

今までは旅行ツアーの商品化を中心に注力してきましたが、これからは実際にお客様へ販売し、お客様のご希望や選ばれた理由などをヒアリングすることでお客様の生の声を次回以降の商品に反映させていきたいです。

お客様に一番近い立場で商品を造成していきたいと考えています。」

現時点では、海外への渡航制限は未だ解除されない状況ですが、日本国内ではPCR検査の環境も徐々に整い始め、海外へのビジネス渡航の一部再開もあり、今後の好転に備えてwithコロナの新たな海外リゾ婚の準備をグループ全体でしっかりと進めています。

日本国内においては、GO TOトラベルキャンペーンが東京都民を含め全国を対象に本格始動され、コロナ対策をしっかりとした上で旅行にいくということを、前向きにとらえているお客様も多くなってきています。

西大路「沖縄県内では、実際に、館内でのマスク着用の徹底や、レストランなど食事をする際はソーシャルディスタンスが取れるようにセッティングされています。また、バイキングを取り入れているところは、お客様には手袋を着用していただくなどの対策が取られています。」

沖縄の新型コロナウイルス感染防止の対策は万全であると、西大路は説明します。

そして、沖縄コンベンションビューローの発信からも分かるように、沖縄は観光でいらっしゃる皆さんを歓迎しています。

西大路「コロナで苦しい状況は続きますが、沖縄を中心とする国内リゾ婚ニーズに応えるべく、ワタベグループだからお客様へご提案できるリゾ婚と旅行の新しいスタイルを、グループ一丸となってつくり上げていきます。」

沖縄で結婚式を挙げるならこちら