社内トピックスを動画配信!社内ニュース番組『WATABE TV』の制作秘話

2019年7月、社内のトピックスをニュース番組のように映像で伝える『WATABE TV』の取り組みがスタートしました。国内・海外100拠点以上で活動するワタベウェディング社員の、相互理解を深めるべくスタートした『WATABE TV』。その制作秘話をご紹介します。

国内・海外100拠点以上で活動する従業員の壁をなくしたい

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▲ワタベTVオープニング

国内・海外100拠点以上で活動するワタベウェディングの社員。自社の仲間は各拠点で今、どのような活動をしているのだろうか、そこでは何が起きているのだろうか。

広報の三浦 沙和子は、社員間の情報伝達の難しさについてこう語ります。

三浦 「リゾートウェディング事業を行うワタベウェディングは、会社全体の動きや各部署各拠点の動きが見えないことが多く、情報伝達の課題を感じていました。そのような課題を解決し、社員の相互理解・連携を深めたいという想いから、社内のトピックスをニュース番組のように映像で伝える『WATABE TV』をスタートしました」

米国では7割以上の企業が社内コミュニケーションのために活用しているといわれる動画。ワタベウェディングも動画を活用する取り組みを始めました。

新商品開発の裏側密着、SDGsに関する対談など幅広いコンテンツを展開

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▲小値賀島DIY Wedding特集

『WATABE TV』では、旬な社内情報に関する、さまざまなトピックスを放送しています。


たとえば、新商品開発プロジェクトの裏側に密着したり、SDGsの取り組みを共同で行った企業の方を招いて対談を行ったり、新施設オープンの様子など、幅広いコンテンツを展開しています。

そして、観ている人に"ストーリー"が伝わるよう、各プロジェクトが始まった経緯や想い、そして目的、今後のビジョンについて取材を行い、カタチにしていきます。

このように幅広いコンテンツを展開していますが、すべてのトピックスを動画にするのではなく、内容によっては社内ブログで記事にする場合もあり、動画とブログの両方を使い分けていると、三浦は言います。

三浦 「動画で伝えることにより、文字にすると難しく感じてしまう内容も、かみ砕いて親しみやすく伝えることができ、理解度が深まります。また、ニュース性のあるトピックスをすぐに配信でき、旬な情報を届けることができるというメリットもありますね。

ブログだと、話し手の熱意や人柄を十分に伝えることができない場合がありますが、動画なら、それがかなうのではないかと思います。逆に、ブログだとトピックスの事細かな情報を正確に記載することができるので、視覚的に伝える動画では補えない詳細情報をブログでカバーするなど、両方のツールを使い分けています」

相互理解を深め、ワタベウェディングのチームワークを高める

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▲HAWAII KICK OFF MEETING

広報チームは、『WATABE TV』をきっかけに社員の会社理解を深められるよう、企画を行っています。

三浦 「ワタベウェディングでは、国内・海外100以上の各拠点で社員が活動し、物理的な距離があるからこそ、相互理解を深め、一人ひとりの社員がワタベウェディングの一員であることに誇りを持ち、全員が一丸となることで強固なチームワークを形成することが必要だと考えています」

『WATABE TV』はスタートした当初、社内での認知度が低く、視聴者も多くありませんでした。しかし、あらゆる部署に取材を依頼し、社員を巻き込んだコンテンツを展開していくことにより、徐々に社員の注目が集まり、積極的な協力を得られるようになりました。

とくにワタベウェディングの店舗再編プロジェクトを扱った動画は、プランナーなどの店舗スタッフにとっても身近に感じられる内容のため、好評でした。

三浦 「ワタベウェディングでは2018年より、店舗再編プロジェクトと称し、リゾートウェディング販売店の新規オープン・移転オープン・リニューアルを行っています。昨年12月に『渋谷ラウンジ』がオープンしたことをきっかけに、『WATABE TV』でも取材をしました。

番組の中では、『店舗再編プロジェクトの意図』や『実際どのような効果があったか』について、プロジェクトの代表が語ります。それを視聴したスタッフからは、なぜ今自分たちの働いている店舗が移転したのかということを理解することができたと、好評でした」

全社員が放送を心待ちにする『WATABE TV』を目指して

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今では、『WATABE TV』を視聴した社員からは、「あの人って、あんなに熱い想いを持って取り組んでいたんだね」「イベントの意図を知らなかったから、話を聞いて勉強になった」という声があがり、「ランチタイムにみんなで観るのが楽しみ」と、若い現場スタッフからも人気を得ています。また、その他の社員からも、「まるでテレビ番組のようで、時代の先を行く会社だと感じられて嬉しい」と喜ぶ声もありました。

三浦 「最近は、『WATABE TV』を視聴した社員から嬉しい言葉をいただくことが多くなりました。

その一方、半数の社員は「毎月視聴する習慣がない」という課題がありますので、社員が心待ちにする、よりいっそう魅力的な企画を今後も考えていきたいと思っています。

個人にフォーカスしたドキュメンタリー形式の放送はどうかな、スタジオにスタッフを招いてその場で議論をする放送をしたいね、などと日々案を出し合っています。『WATABE TV』は始まったばかりですが、会社の歴史と共に、長く続いていく番組にしたいと思っています」

2019年8月にスタートしてから毎月放送し、8カ月が経った『WATABE TV』。

今後も会社の歩みを映し出していきます。